投資信託とETFは、どちらも初心者さんにおすすめな投資方法「つみたてNISA」で購入できる投資対象の商品です。
しかし、「2つの違いが分からない…」という方は多いよう。

実際、私のところにもこのような質問がくることがあります。
確かに分かりづらいですよね…!
そこで今回は、投資信託とETFの違いについてを徹底的に解説していこうと思います!



つみたてNISAをやっている人・やろうと思っている人は特に必見!
こういう小さなところから、投資の知識を増やしていこう!
この記事を書いた人


この記事を書いている私は、投資歴5年以上です!失敗も経験しながら、主婦でもできる堅実な資産運用をしています!将来になんとなく不安がある・・と言うあなたに、分かりやすく資産運用の方法をお伝えしますね!
そもそも、投資信託・ETFってどんなものなの?
大前提として、投資信託とETFは大きいカテゴリで見るとどちらも「投資信託」で、両者の違いは証券取引所に上場しているか・上場していないかという点です。



「投資信託」という大きな枠の中で、一部の選ばれたものだけが「ETF」になれるというイメージ!
そしてその投資信託の内容なのですが、『投資信託=株(や投資商品)の詰め合わせパック』と考えると分かりやすいです。1つ購入するだけで、様々な金融商品に投資をすることができるのです。
例として、投資信託の銘柄・eMAXISSlim 米国株式(S&P500)の中身を例に取って説明します。
eMAXISSlim 米国株式(S&P500)は米国市場に上場している企業に分散投資ができる商品で、以下の企業の株が割合として多く含まれています。
- アップル 6.7%
- マイクロソフト 5.9%
- アマゾン 3.3%
- テスラ 2.0%
- アルファベットA 1.9%



聞いたことがある企業ばっかりだ!
投資信託の銘柄によっては株式だけでなく債券やRIETなどの商品に投資できたり、日本・先進国・新興国のジャンル別に投資できるものもあります。
自分の投資方針やリスク許容度によって、どの銘柄を購入するのか?は違ってきますね。
投資信託とETFの「7つの違い」について
少額から様々な商品に分散投資ができる投資信託・ETFですが、2つの違いは「上場しているか」「上場していないか」ということを冒頭でお伝えしてきました。
では、上場している・していないで具体的に何が違うのでしょうか。細かく見ていくと、7つの違いがあるのです。



7つを順にご紹介します。
「つみたてNISAで投資信託とETFどちらを選ぶのか」という銘柄選びのポイントになる点もあるので、以下の7つはしっかり押さえておきましょう!
①取引時間の違い


- ETF…上場している=取引所の時間内(9時〜11時半・12時半〜15時)に取引が可能。
- 投資信託…上場していない=取引所の時間に関係なく、それぞれの証券会社・銀行の定める時間内で取引が可能。
ETFは一律で購入時間が決められていますが、投資信託の種類や購入可能時間は利用している証券会社によって違います。
おそらくこのブログを読んでくださっている方は、楽天証券やSBI証券などネット上の証券会社を利用されている方が多いと思います。



商品ページに詳細が書いてあると思いますので、投資信託を選ぶ場合は確認しておきましょう。
②分配金の再投資設定ができるか


- ETF…分配金再投資設定はできない。全額現金として口座に入ってくるため、再投資する際は手動で買付を行う必要がある。
- 投資信託…分配金の再投資設定ができる。分配金が少額でも、全額自動で再投資されるため手動での買付作業が不要。
投資信託は分配金の再投資設定ができるのに対し、ETFは再投資設定ができません。



投資信託・ETF共に利益を再投資しておけば雪だるま式に増えるから、できる限り再投資したいよね!
投資信託は設定さえしておけば自動でやってくれるから楽ちんだよね。
ETFを購入したときは、「定期的にチェックして必要時再投資を行う」ということを覚えておくと良いかもしれませんね。
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③指値注文ができるか


- ETF…指値注文(価格が〇〇円になったら買う)ができる。指値注文をしても指定した価格で絶対に購入できるわけではないので注意!
- 投資信託…現在価格(成り行き注文)での購入のみ。指値注文はできない。
原則として、取引所に上場している金融商品は指値注文をすることができます。上場しているETFの場合も同じ考えで、「〇〇円になったら売りたい・書いたい」という値段を指定してあらかじめ注文を出しておくことが可能です。
その一方で、投資信託の場合は「今表示されている価格」でしか売り買いができません。「〇〇円で書いたい」という希望がある場合は、その価格になるまでチェックし続けて手動で注文を出さなければいけないのです。



私は、ETFを買う時にちょっと低い金額で「指値注文」を入れることが多いよ!
難しい・・ということなら「成り行き注文」での購入で問題ないよ!
④銘柄の数


- ETF…2022年7月現在で約250種類
- 投資信託…6,000種類以上
冒頭で触れた通り、ETFは数ある投資信託の中から選ばれて上場した一部の銘柄のことです。つまり上場していない投資信託の方が多く、上場しているETFの方が種類が少ないのです。
ETFの場合はほぼ全ての証券会社で購入できるのですが、非上場の投資信託の場合は特定の証券会社でしか取り扱いがありません。「絶対にこの投資信託が買いたい!」という銘柄がある場合は、それを取り扱っている証券会社を開設して購入する必要があります。
ETFと投資信託、どっちを選ぶべき?


⑤購入時手数料


- ETF…購入時手数料はなく、証券会社ごとに定められている「売買手数料」の扱いになる
- 投資信託…銘柄によって異なる。インデックスファンドを中心に手数料無料のものが増えている。
つみたてNISA銘柄は全て無料。
購入時手数料は、投資信託の購入時にかかる手数料のことです。
ETFは上場しているため、購入時手数料はかかりません。代わりに、株式などの取引と同じ「取引手数料」がかかってきます。
金額やシステムなどはそれぞれの証券会社によって違いがありますが、楽天証券には国内外銘柄約100本の「手数料無料ETF」が存在しています。



証券会社によって違いはありますが、このような手数料無料のシステムはどんどん活用するべき!
特定口座でETFを購入する場合は、楽天証券がおすすめ。
また、つみたてNISA口座で購入できる投資信託・ETFは全てが購入時手数料無料。
その他の投資信託に関しても、インデックスファンドを中心に手数料無料銘柄が増えています!
⑥信託報酬(保有中の管理手数料)


- ETF…低い傾向にある
- 投資信託…インデックスファンドは低め。それ以外は高めなものもある
投資信託・ETFは株の詰め合わせパック、と上で紹介しましたが、このパックの中身を入れ替えたり管理しているのは証券会社に勤めているディーラーです。
つまり私たちのお金を運用・管理してもらっていることになるので、対価として手数料を払う必要があります。これが信託報酬です。
投資信託よりもETFの信託報酬が低いのは、取引所に上場しており誰でも取引ができるため、販売会社へ支払う手数料が必要ないから。
また、投資信託の信託報酬はアクティブファンド・インデックスファンドで違いがあります。
- アクティブファンド…リターン重視の銘柄。ディーラーが常に株の売買や管理をしているため、信託報酬は高くなりがち。
- インデックスファンド…日経平均やナスダック等の指数に合わせて運用しているため、中身の頻繁な入れ替えが不要で管理コストがかからない。よって信託報酬は低め。



アクティブファンドの方が利益が出ると思いきや、トータルの運営成績はインデックスファンドの方が良いんだよ!
投資信託を購入するなら、アクティブファンドよりも手数料が安い&成績が安定しているインデックスファンドがおすすめ。
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⑦売却時手数料


- ETF…購入時同様、売却時手数料は株式と同じ「売買手数料」として扱われる。
- 投資信託…一般的には、信託財産留保額と呼ばれる売却時手数料が必要。
ETFの場合は購入時同様に株式と同じ「売買手数料」としてカウントされるため、各証券会社やプランによって違いがあります。
一方で投資信託の場合は、「信託財産留保額」と呼ばれる売却時手数料が発生します。
金額(%)は銘柄によって異なり、また信託財産留保額が不要な銘柄もあるため購入・売却時にそれぞれチェックしておくのがおすすめです。



特に投資信託は、購入時手数料が安いのに売却時手数料が高い…というケースもあるので要チェック!
インデックスファンドを選んでおけばそれほど高くはならないので、安心ですね。
投資信託・ETFに投資するなら「つみたてNISA」「ジュニアNISA」を活用しよう!
今回の記事では、投資信託・ETFの7つの違いについて解説してきました。



同じようなものだと思っていたけど、細かい点で見ると結構違いがあるんだね。



投資信託・ETFは、つみたてNISAをやっている初心者さんにも馴染み深い投資商品だよね。
全ての違いをなんとなく知っておくだけでも、銘柄選びの手助けになると思う!
投資信託・ETFは、特定口座(確定申告の必要がない口座)での取引よりも、NISA・つみたてNISA・ジュニアNISAなどの非課税口座を優先的に利用した方が投資効率が上がります!
- 特定口座:確定申告の必要はないが、税金は発生する。証券会社が自動的に税金を納めてくれるシステム
- 非課税枠口座利用:そもそも税金が発生しない口座
もちろん、非課税枠いっぱいまで利用してしまっている場合は特定口座での買付でOKです。しかし現在、つみたてNISA・ジュニアNISAを利用していない方はとても勿体無い!
この機会にぜひ、非課税枠での投資信託・ETF投資を初めてみてくださいね。
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