本記事では、全世界の株式に投資することができる2つの投資信託
- eMAXIS Slim 全世界株式(オールカントリー)
- 楽天・オールカントリー株式インデックス・ファンド
を比較検証していきます!
どっちを買おうか迷っている方・それぞれの違いが分からない…という方は、ぜひ本記事を参考にしてみてくださいね。
この記事を書いた人
りりな
- 結婚4年で資産3,000万円を達成。投資診断士/資産運用検定2級を取得。
- Instagramフォロワー数27万人超。主婦にやさしい家計管理×投資情報を発信中
- 大学のお金の授業や、マネーフォワード「お金のEXPO」へ講師として登壇。資産運用検定2級の知識を活かし、各証券会社メディア・テレビ・ラジオ番組などへ多数出演
- 著書「主婦にやさしいお金の増やし方BOOK」累計4万部を突破
この記事を書いている私は、投資歴6年以上です!失敗も経験しながら、主婦でもできる堅実な資産運用をしています!将来になんとなく不安がある・・と言うあなたに、分かりやすく資産運用の方法をお伝えしますね!
当記事は、特定の商品の勧誘や売買の推奨等を目的としたものではありません。また、株価動向の上昇または下落を示唆するものではありません。
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【オールカントリー】eMAXIS Slimと楽天インデックスシリーズの概要
この2つのファンドは、どちらも
- 全世界の株式に分散投資をすることができる
- ベンチマークが同じ
ということで、似たような投資内容・方針・値動きになると予想することができると思います。
では、何が違うのか?っていうのが気になるポイントですよね。
そこでまずは、2つのファンドの概要の比較をしていきたいと思います。
eMAXIS Slim全世界株式(オールカントリー) | 楽天・オールカントリー株式インデックス・ファンド | |
---|---|---|
ベンチマーク | MSCI・オール・カントリー・ワールド・インデックス(円換算ベース) | |
設定日 | 2018.10.31 | 2023.10.27 |
純資産 (2024年2月調べ) | 25206.46億円 | 672.13億円 |
信託報酬 | 0.05775% | 0.0561% |
分配金 | なし | |
上位組入5銘柄 (2024年2月調べ) | ①APPLE INC(4.2%) ②MICROSOFT CORP(4.2%) ③NVIDIA CORP(2.2%) ④AMAZON.COM INC(2.1%) ⑤ALPHABET INC-CL A(1.6%) | ①iShares Core MSCI Emerging Markets ETF(6.8%) ②APPLE INC(4.0%) ③MICROSOFT CORP(3.9%) ④NVIDIA CORP(2.1%) ⑤AMAZON COM INC(2.0%) |
委託会社 | ・三菱UFJアセットマネジメント株式会社(ファンドの運用の指図等) ・三菱UFJ信託銀行株式会社(ファンドの財産の保管・管理等) | ・楽天投信投資顧問株式会社(ファンドの運用の指図等) ・三井住友信託銀行株式会社(ファンドの財産の保管・管理等) |
楽天・オールカントリー株式・インデックス・ファンド)
2024年2月19日時点
こうして比較してみると、結構違う部分が見えて来ると思います…!
概要の比較で違う部分が見えても、実際購入の判断ができない…って初心者さんに向けて、注目ポイントもお伝えしていきます!
【オールカントリー】eMAXIS Slimと楽天インデックスシリーズの共通点
まずは、2つの銘柄の共通点を見ていきましょう。
①ベンチマークが「MSCI・オール・カントリー・ワールド・インデックス(円換算ベース)」
まず1つ目の共通点が、連動目標としているベンチマークが同じということ。
eMAXIS Slim全世界株式(オールカントリー) | 楽天・オールカントリー株式インデックス・ファンド |
---|---|
MSCI・オール・カントリー・ワールド・インデックス(円換算ベース) |
これはつまり大体同じような値動きを辿ることが予想されるということです。
投資方針がかなり似ているってこと。
つまりこの時点で、この2つの銘柄を両方買うっていう選択肢は無くなりそうだよね。
確かに!同じような投資対象・目標なら、どっちか1つだけで良さそう。
とはいえ、価格推移に関しては違いが出てくるはず。この理由については下の「それぞれの銘柄の違い」で詳しく解説します。
②100円から積立購入が可能
この2つの銘柄はどちらも投資信託なので、その時の基準価格に関わらずどのタイミングでも100円から投資をすることが可能です!
基準価格に関わらず100円から投資ができるというのは、私のように少額から始める主婦投資家にとってはかなりありがたいです。
【オールカントリー】eMAXIS Slimと楽天インデックスシリーズの違い
続いて、2つの銘柄の違いを見てみましょう。
①運用指図をしている会社
eMAXIS Slimシリーズと楽天インデックスシリーズは、運用指図している企業・管理をしている企業ともに全く別の会社です。
eMAXIS Slim全世界株式(オールカントリー) | 楽天・オールカントリー株式インデックス・ファンド |
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・三菱UFJアセットマネジメント株式会社(ファンドの運用の指図等) ・三菱UFJ信託銀行株式会社(ファンドの財産の保管・管理等) | ・楽天投信投資顧問株式会社(ファンドの運用の指図等) ・三井住友信託銀行株式会社(ファンドの財産の保管・管理等) |
同じような銘柄だと言われることが多いですが、同じ会社が運用しているということではないんです。
②上位組入銘柄と割合
ベンチマークが同じでも、上位組み入れ銘柄と割合がそれぞれ違っていることが分かりますね。
eMAXIS Slim全世界株式(オールカントリー) | 楽天・オールカントリー株式インデックス・ファンド |
---|---|
①APPLE INC(4.2%) ②MICROSOFT CORP(4.2%) ③NVIDIA CORP(2.2%) ④AMAZON.COM INC(2.1%) ⑤ALPHABET INC-CL A(1.6%) | ①iShares Core MSCI Emerging Markets ETF(6.8%) ②APPLE INC(4.0%) ③MICROSOFT CORP(3.9%) ④NVIDIA CORP(2.1%) ⑤AMAZON COM INC(2.0%) |
これは運用の指図をしている企業の違いによるもので、その時の状況に応じて変動します。(ここに記載している情報は、2024年2月19日時点で目論見書を参考にまとめた内容になります。)
イメージ的には、同じゴールを目指しているけど、通るルートが微妙に違うという感じです。
③運用開始日・実績・総資産額
eMAXIS Slimシリーズと楽天インデックスシリーズは、運用開始日・実績・総資産額にも違いがあります。
eMAXIS Slim全世界株式(オールカントリー) | 楽天・オールカントリー株式インデックス・ファンド | |
---|---|---|
設定日 | 2018.10.31 | 2023.10.27 |
純資産 | 25206.46億円 | 672.13億円 |
企業・ファンドともに実績があるのはeMAXIS Slimシリーズ。対して楽天は、2023年に運用が開始された新しい銘柄なんです。
同じゴールを目指しているとしても詳細な内容が違う以上、どうせなら過去の実績や資産額を重視したい!と感じる方も多いはず。
この点は、eMAXIS Slimシリーズを選ぶか?楽天インデックスシリーズを選ぶか?大きなポイントとなってきそうです。
りりな家もオールカントリーを積み立てているのですが、楽天シリーズではなくeMAXIS Slim全米株式(オールカントリー)派です!
楽天・オールカントリー株式インデックス・ファンドも考えましたが、つみたてNISAをはじめて以来ずっとお世話になってきているeMAXIS Slimシリーズのオールカントリーを選択しました。
③運用コスト/ポイント還元(証券会社・クレカ含め)
実績や総資産額ではeMAXIS Slim全米株式(オールカントリー)に目が行きがちですが、運用コスト(信託報酬)やポイント還元など「お得」の面で見ると楽天・オールカントリー株式インデックス・ファンドはかなり強いです!
eMAXIS Slim全世界株式(オールカントリー) | 楽天・オールカントリー株式インデックス・ファンド | |
---|---|---|
信託報酬 | 0.05775% | 0.0561% |
若干ではありますが、楽天・オールカントリー株式インデックス・ファンドの方がコストが抑えられていることが分かりますね。
つまり判断材料の1つとして
- ゴールが同じであれば、過去の実績や資産額はあまり気にしない
- とにかく運用コストを少しでも抑えていきたい
このような方針の方であれば、楽天・オールカントリー株式インデックス・ファンドが向いているかもしれません。
ちなみに、楽天証券以外で楽天・オールカントリー株式インデックス・ファンドを買うのもアリです。楽天の投信残高ポイントプログラム分のポイント還元は受けられませんが、信託報酬そのものが安いので…!
「SBI証券で楽天・オールカントリー株式インデックス・ファンドを買うのは変ですか?」って聞かれることが多いけど、コスト面での根拠があるなら全然変じゃないよ♪
カードの還元率に関しては、以下の記事でまとめているのでチェックしてみてくださいね。
まとめ
今回の記事では、全世界に投資をすることができる2つの銘柄であるeMAXIS Slim 全世界株式(オールカントリー)と楽天・オールカントリー株式インデックス・ファンドを比較してきました!
- 全体的な方針やゴールはほぼ同じなので、2つどちらも買う理由はあまりないかも
- 内容をみると、実績・コストの面で違いがある。自分に合った方を選ぶべき!
似ているようで違う銘柄なので、特に初心者さんはかなり迷ってしまうポイントもあると思います。しかしそこまで難しく考えず、自分に合った銘柄選びをしてみて下さいね。
今銘柄選びをしている方の参考になれば嬉しいです。
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