2022年末、2024年から始まる新しいNISAについての発表がありました。

今の制度が大幅拡充となる予定です。
すごく使いやすくなるみたいだから…今から期待大!
現状と比較してかなり充実した内容となるため、期待している方もとても多いと思います。
しかし、内容をしっかり見てみると…拡充されて便利になったからこそ気をつけたい注意点を発見しました。
そこで今回の記事では「新NISAでやってはいけない!5つの注意点」と題して、新NISAが始まる前に知っておいてほしい、気をつけたいポイントを解説していこうと思います。
この記事を書いた人


この記事を書いている私は、投資歴5年以上です!失敗も経験しながら、主婦でもできる堅実な資産運用をしています!将来になんとなく不安がある・・と言うあなたに、分かりやすく資産運用の方法をお伝えしますね!
2024年から開始予定!新NISAの概要について


2024年からの新NISAは、
- 非課税期間・投資期間が無期限に
- 年間投資可能額が大幅に増額
- つみたてNISA&一般NISAが一本化され、投資の幅が広がる
など、投資家にとってより有利な制度へ変更になる予定です。



本来予定されていた、とっても複雑な「2階建てのNISA」は中止。新たに別の「新NISA」が始まるの!



今までは「つみたてNISA」を選ぶと個別株への投資はできなかった…。
けれど、新NISAであれば投資信託・個別株どちらも投資ができるので選択肢が広がるよね!
詳しくはこちら!


新NISAでやってはいけない!5つの注意点


新制度のことをざっくりとご紹介したところで、早速「新NISAでやってはいけない注意点」についてをご紹介していこうと思います。
- つみたてNISAを売却して、新しいNISAの資金にする
- 「年間投資上限360万円あるから」と、無理して投資をする
- 「自分ができる範囲での金額」を意識せずに金額設定をする
- 売却すると生涯投資枠は復活するから、と「売ったり買ったり」を繰り返す
- 誰かの真似ばかりして、自分のことに置き換えずに投資する



どれも、制度の拡充による「メリット」の延長にある注意点です…。



事前に知っておくだけで、意識は変えられます!
早速チェックしていきましょう。
①つみたてNISAを売却して、新しいNISAの資金にする


やってはいけない1つ目は、2018年〜2023年の間に積み立ててきた「つみたてNISA(投資信託)」を売却して新NISAの投資資金に充てること。
これはできれば避けたいです…!



2018年〜今までのつみたてNISAの期間にはコロナショックも含まれているし、安値でたくさん買えた人はかなり利益が出てると思う。
でも、これはこのまま!売却するのは勿体無いかも…。
今までのつみたてNISAは新NISAと違って「非課税期間20年間」という上限が設けられてます。
が!安くたくさん買えたものがあるのであれば、とりあえず上限期間いっぱいまで寝かせておく方向で考えてみましょう。



1回売却して現金化→新NISAで買い直しをするとそこからのスタートになるので、取得単価が上がる=含み損になる確率が上がる…。
新NISAと既存NISAは切り離して考えるのが良いと思います!
②「年間投資上限360万円あるから」と無理して投資をする


今までのつみたてNISAの上限額は年間80万円。月に直すと約3.3万円が投資上限枠でした。
それに対して、新NISAの投資枠の上限はなんと360万円(つみたて枠120万円+成長投資枠240万円)!
この上限額を見て頑張りすぎてしまうと、投資資金が生活費を圧迫する「投資貧乏」状態になってしまうことが考えられます。
年間投資上限額は、あくまで「上限額」です。上限に満たなくても全く問題ありません。
加えて「投資可能期間」が撤廃され「生涯投資額」が設定されたことで焦る必要がなくなりましたよね。



投資可能期間がなくなったのは大きい。
非課税枠1,800万円は一生のものだから、焦らず投資できる環境が整ったよ!
マイペースに考えるのも大切!
③「自分ができる範囲での金額」を意識せずに金額設定をする


②と少し被ってしまいますが…みなさん、現状で「自分ができる範囲」の投資金額を把握できているでしょうか?



家族に無理をさせて、生活費を削ってまで投資するのは違うよね。
いくら投資するか?決める前に、まず必ず家計管理をしっかりして毎月の余剰資金を把握しよう!
今後、SNSなどで「つみたて枠で毎月10万円満額投資しています」と言った情報も出てくるでしょう。
しかし金額に関しては各糧によって様々ですので、無理して投資をする必要はありません。



逆に考えると、2024年の新NISAまでに家計の整理をしておくことが必要かも!
新NISAでは、より長期&具体的な資金計画を持っている人が強くなるよ。
④売却すると生涯投資枠は復活するから、と「売ったり買ったり」を繰り返す


既存のNISA制度では、NISA口座で買った株を売っても非課税枠は復活しません。
対して新NISAでは、NISA口座で買った株を売却するとその分の非課税枠が復活する仕組みです!
- つみたて枠の商品を売却→つみたて枠の非課税枠が復活
- 成長投資枠の商品を売却→成長投資枠の非課税枠が復活
ここのポイントでの落とし穴は「売ったり買ったりを繰り返しすぎてしまう」という点。



今回の拡充によって、確かに「値幅を狙う短期売買」のトレーダーさんもNISAを使いやすくなる。
けど、長期投資でのんびり資産形成をしていきたいのであれば売り買いのしすぎには注意!
もちろん、売却そのものが悪いことなのではありません。
- 自分の基本的な投資スタイルは?
→長期・中期・短期・またはそれらの組み合わせ - その銘柄単体はなんのために保有しているのか?
→配当・優待・値上がり益
まずはこの「自分の投資スタイル」をしっかりと把握し、それに合った投資ができるように心がけましょう。



初心者さんで「まだあまり分からない」と言う場合は、長期投資が一番リスクが少ないです。
つまり、頻繁な売り買いは不要!コツコツ買い集めて積み立てていく投資から始めましょう。
⑤誰かの真似ばかりして、自分のことに置き換えずに投資する


投資を始めたころは、とにかく「知識がない」「何が分からないのかも分からない」と言う状態から、とにかく投資がうまい人の真似をして利益を出せないか?情報を集めたくなると思います。
もちろん、投資を始めたての初心者さんであれば「真似してでもやってみる」と言うことはとても良いこと。
しかし、自分なりの資産運用をするのであればいつまでも真似だけをしていても結果は出ないかもしれません。



例えば、あなたがインフルエンサーさんの真似をし続けた結果損失を出してしまったら…?
きっと、「真似しなければよかった」って思うはず。
投資は自己責任であり、どんな投資が向いているのか・その銘柄が自分の投資スタイルに合っているのかは人によって違います。
誰かの発信している情報を見るときは「全て真似をする」のではなく、「参考程度に見る」「自分の資産運用にこの銘柄を取れるメリットを考える」などひと工夫するのが重要です!
新NISAは長期の戦略立てが必要。まずは「やってはいけないこと」を押さえるのがマスト!
今回は、2024年から始まる新しいNISAの制度について「やってはいけない5つの注意点」をご紹介しました。
投資を始めようと思っている or 最近始めたばかりの方にとっては、今回の制度内容変更によって「勉強しなければいけないことが増えてしまった!」と重荷に感じている方も少なくないと思います。



口座開設、新しいNISAの勉強、基本的な知識の勉強、なんの銘柄を買うべきかの判断、銘柄分析、自分の投資スタイルの確認、戦略立て…
正直何から手をつけていいのか分からなくて不安!



そうだよね。
でも、今回紹介した「やってはいけないこと」さえ先に把握しておけば…大きな間違いは避けられそうだと思わない?
制度が変更となることで「今までなんとなく投資信託を積み立ててきたけど、大丈夫かな?」と不安に感じる方もいますよね。
新しいNISAは自由度が上がるからこそ、身につけておきたい知識も増えてきます。
だからこそ!まずは今回紹介した「やってはいけないこと」を最低限覚えておきましょう。



やってはいけない5つのポイントを押さえた上で、新NISAの知識を深めていこう!
一緒に頑張ろうね〜!!
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