つみたてNISA・一般NISAは2023年で制度が終了し、2024年から新しい「新NISA」制度が始まりました。
このページにあるのは去年までの旧制度の情報です。新制度の情報は以下の記事をご覧ください!
最近テレビやSNSなどでよく耳にするNISA(ニーサ)。これには、『一般NISA』と『つみたてNISA』の2つの種類があるということをご存知ですか?
つみたてNISAについて調べてみたら、「一般NISA」ってものが出てきたよ。
年間120万円まで税金がかからないって書いてあったけど…。
つみたてNISAよりもお得じゃないの?
金額だけ見るとそう感じるよね。
でも、内容をよく見てみるとつみたてNISAの方が初心者向けな投資方法なんだよ!
つみたてNISAを始めようと調べているときに、『一般NISA』を見つけてどちらにしようか迷っている人は、意外と多いのではないでしょうか。
そこで今回の記事では、
- 一般NISAとつみたてNISAの違い
- それぞれの特徴
- 自分に合った選び方
などを解説していこうと思います。
「一般NISA」と「つみたてNISA」は、ひとつしか選べない
まず最初に皆さんに知ってもらいたいのは、「一般NISA」と「つみたてNISA」は、どちらかひとつしか選べないという点です。
まずはこれを前提においてから、それぞれの違いを確認していきましょう。
そうなんだ…。じゃあ、自分に合ったほうをきちんと選ばなきゃね!
「一般NISA」と「つみたてNISA」の違い
まずは、一般NISAとつみたてNISAの主な違いを表で紹介します!
一般NISA | つみたてNISA | |
---|---|---|
非課税枠(年間) | 120万円 | 40万円 |
期間/最大額 | 5年/600万円 (2023年まで・5年延長可能) | 20年/800万円 |
投資対象商品 | 株式・投資信託・FTF・RIET | 条件を満たした投資信託・ETF |
運用方法 | 全て自分で選択して運用する (投資知識が必要) | プロが代行運用してくれる (投資知識が浅くてもOK) |
対象者 | 20歳以上 (2023年~18歳以上) | 20歳以上 (2023年~18歳以上) |
資産の引き出し・売却 | いつでもできる | いつでもできる |
①投資期間・最大非課税枠
1つ目の違いとして挙げられるのが、投資可能期間と上限額です。
- 一般NISA:2023年まで(延長制度利用で5年延長可能)で合計600万円の非課税枠がもらえる
- つみたてNISA:20年間で合計800万円分の非課税枠がもらえる
一般NISAの非課税枠は年間120万円なので多く見えますが、5年しか期間がありません。
対してつみたてNISAは年間40万円と少なめですが、20年もの長い時間をかけて投資をすることができます。
合計金額で見ると、つみたてNISAの方が200万円分枠が多いんだね!
つみたてNISAなら、20年満額でつみたてたら800万円。しかも利益分の税金ナシ!
長期投資のコツコツ効果で、大きな利益も期待できるよね。
※2024年から、一般NISAは新NISAに制度が変更となり、上限額が122万円・一部つみたてNISAを利用する仕組みに変更となります。
②投資対象の商品の種類
2つ目の違いは、投資の対象となる商品です。
- 一般NISA:株式・投資信託・ETF・RIET
- つみたてNISA:条件を満たした投資信託・ETF
つみたてNISAの投資対象は、投資信託・ETF(上場投資信託)のみです。
それに対して一般NISAは自分の好きな株や投資商品を自由に購入することができ、その利益に対する税金がかからない仕組みになっているのです。
③購入の方法の違い
3つ目の違いとしては、購入の方法の違いが挙げられます。
- 一般NISA:好きな商品を選び、自分のタイミングで欲しい分だけ購入することができる。一括購入も積立購入も可能。
年間120万円の枠を使い切れて、自分で何に投資するか決められる人向け。 - つみたてNISA:購入方法は積立のみ。投資信託を自分で選び、積立金額や頻度を設定して購入する。スポットで購入した場合はつみたてNISAの枠外での購入になる。
少額から積み立てで、長期的に資産運用をしたい人向け。
上で紹介した通り、一般NISAは自分の好きな商品を個別で買っていく方法です。
購入頻度、タイミング、金額は全て自由ですが全て自分の意思で行う必要があるため、ある程度の投資の知識がないと難しいです。
対してつみたてNISAは、『どの商品を・どのくらいの頻度で・いくら分買うか』のみ設定してしまえば購入のタイミングや量を考えなくても、自動的に少しずつ投資信託の積み立てをしてくれるのです。
株は暴騰・暴落のタイミングを逃さず取引しなければいけないから大変なんだけど、つみたてNISAは一切気にしなくてOK。
一時的に損失が出ていても、時間・複利の効果で20年後には利益になっているかも!
なるほど。チャートを見たり、ニュースに一喜一憂しなくていいんだ!
だから『初心者さんにはつみたてNISA』って言われているんだね。
④少額から始められるか
一般NISAとつみたてNISAの違いは、投資可能金額にもあります。
- 一般NISA:株などの投資商品を通常の方法で買う。ひとつの注文で数万〜数十万円が必要になることが一般的で、購入金額は市場の値段。
- つみたてNISA:投資信託を購入するが、購入金額は市場の値段に関係なく、自分で決められる。1日100円から積み立てることも可能。
一般NISAの場合、市場で取引されている価格以外での購入するのが一般的で、国内株の場合は100株単位でないと買えない決まりとなっています。
例えば、日本マクドナルドの株は1株5,000円程度。購入時は100株まとめて買わなければいけないので、約50万円の資金が一度に必要になりますね。
対してつみたてNISAは、ひとつの商品を100円で買っても、1,000円で買ってもOK。自分の好きな金額分購入して、積み立てることができるのです。
余裕がある時は毎日1,000円、余裕がない時は毎日300円、などの細かい設定もできるんだよ〜!
「一般NISA」と「つみたてNISA」どちらを選ぶべき?
違いはなんとなくわかったけど、結局どっちを選ぶべきかな?
「どっちを選ぶべきか分からない」という投資初心者さんには、つみたてNISAがおすすめ!
つみたてNISAは、元々『投資をしたことがない人が、少額で投資を始められるように』と設立された新しい制度です。
一般NISAは、言ってしまえば通常の株取引と変わりありません。これは初心者さんには少しハードルが高いですよね…。
対してつみたてNISAは、
- 100円から始められる
- 知識がなくてもプロが運用をしてくれる
- ほったらかしでOK
- 金額は小さくても、時間と複利の効果で資産形成が狙える
という、初心者さんにとってメリットがたくさん詰まった投資のカタチなのです。
1日100円だったら、僕でもできそうだなぁ〜
18歳以下向けに『ジュニアNISA』という制度もあるよ。これについては、また別の記事で解説します!
投資初心者さんはつみたてNISAがおすすめ!
今回の記事では、
- 一般NISAとつみたてNISAの違い
- それぞれの特徴
- 自分に合った選び方
をまとめて解説しました。
ここまでで紹介してきた通り、一般NISAとつみたてNISAを比較すると「初心者さんにはつみたてNISAがおすすめ」ということが分かっていただけるかと思います。
そして、「少額で気軽に投資を始めてみたい」という方が使っているのが、楽天証券です。
楽天証券なら1日100円から積立設定ができるし、ポイントを自動で投資に回すこともできるんです。
今までポイントの端数を買い物で無理やり消費していたけど、積み立てに使えるならそっちに回したほうがお得だね!
楽天証券でつみたてNISAを始める方法は、以下の記事で詳しく解説しています。
「投資をやった方が良いと聞くけど、やり方がよくわからない…」という方は、ぜひこの機会に将来のための資産運用・つみたてNISAを初めてみることをおすすめします!
つみたてNISAの始め方はこの記事
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