ネットで投資について調べている時、「新NISA 積立NISA どっち 50代」という検索ワードを目にして、気になってクリックしてしまった方は多いのではないでしょうか。
しかし結論から言うと、つみたてNISAは2023年に終了してしまった制度。つまり、今から投資を始める場合は新NISA一択ということになります。
比較してどっちかを選ぶ、ってことはできないんです!
そこで本記事では、50代から投資を始めたいと思っている方に向けて
- 新NISAとつみたてNISAの違い
- 50代から投資をするときに気をつけたいポイント
をご紹介していきたいと思います。
この記事を書いた人
りりな
- 結婚4年で資産3,000万円を達成。投資診断士/資産運用検定2級を取得。
- Instagramフォロワー数27万人超。主婦にやさしい家計管理×投資情報を発信中
- 大学のお金の授業や、マネーフォワード「お金のEXPO」へ講師として登壇。資産運用検定2級の知識を活かし、各証券会社メディア・テレビ・ラジオ番組などへ多数出演
- 著書「主婦にやさしいお金の増やし方BOOK」累計4万部を突破
この記事を書いている私は、投資歴6年以上です!失敗も経験しながら、主婦でもできる堅実な資産運用をしています!将来になんとなく不安がある・・と言うあなたに、分かりやすく資産運用の方法をお伝えしますね!
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新NISAとつみたてNISAって、そもそも何?どっちがお得?
投資を始めようと色々調べていると、「つみたてNISA」「新NISA」というワードを目にすることがあると思います。
それぞれの違いとしてまず知って欲しいのが、現行制度か・旧制度かってところです!
- つみたてNISA→2023年までで終了
- 新NISA→2024年からスタートした現行制度
「つみたてNISA」って、今からでもできる?
結論から言うと、つみたてNISAは今からではできません。なので「どっちがお得」という問題以前に、そもそもやることができないんです。
ちなみに、つみたてNISAで2023年まで買うことができたのは「一部の投資信託・ETF」です。
そしてこの「一部の投資信託・ETF」は、新NISAでも投資することが可能!
制度としては終了しているけれど、つみたてNISAと同じ投資信託を新NISAで買えば…今からでもほぼ同じ投資ができるよ。
新NISAとは?
新NISAは、旧NISA制度(つみたてNISA・一般NISA)が合体してリニューアルした制度!
今から始められるのはこっちだね。
- 投資の利益に対して本来かかる税金を払わなくてOK
- ↑のことを「非課税枠」と言って、一人1,800万円まで枠がある
- 100円から投資ができる
ざっくりとしたメリットはこんな感じです。
デメリットについては以下の記事で解説していますので、ぜひ一度チェックしてみてくださいね。
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新NISAは50代からでもできるの?
新NISA制度には年齢の上限はありませんので、50代から始めることはもちろん可能です。(年齢制限があるのは、自分で年金の積み立てをすることができる「iDeCo」の方です。)
とはいえ、50代で投資知識もなく色々と不安に感じている人もいるでしょう。新NISAはできる投資の種類が多いのですが、最初から難しい投資を始めなくても大丈夫。
初心者さんに1番向いている投資は、1つ買うだけで色々な企業や商品に分散投資をすることができる「分散性の高い投資信託の積み立て」です。
詳しくは、本記事下部の ③投資の対象商品が増えた をチェック!
定番の投資信託の銘柄のリンク記事も貼っています♪
50代からの投資で知っておきたい!新NISAとつみたてNISAの3つの違い
ここからは、新NISAとつみたてNISAの3つの大きな違いについてご紹介していきます。
①非課税期間(利益に対して税金を払わなくて良い期間)が延長に
1つ目の大きなポイントは、非課税期間(利益に対して税金を払わなくて良い期間)が長くなったことです!
- つみたてNISA→購入年から20年間
- 新NISA→一生涯
つみたてNISAの非課税期間は、購入した年から20年間でした。つまり、2018年に購入した投資信託と2019年に購入した投資信託では、非課税の期限が違ったんです。20年後の払い出しや売却など、ちょっと面倒ですよね…。
これを踏まえて新NISAは、「非課税期間は一生涯」で統一されました。
旧制度のようにタイムリミットが決まっているわけではなくなったので、一気に自由度が上がったと言えますね。
②投資できる上限額がアップ!
新NISAにリニューアルされたタイミングで、投資できる上限額もアップしました。
- つみたてNISA→年間40万円×20年=最大800万円
- 新NISA→一生涯で1,800万円
上限額が大きくアップしました!
加えてつみたてNISAは「年間で40万円」という上限が設定されており、使いきれない場合は非課税枠が消えていく…という仕組みだったんです。
対して新NISAは、1年間の上限はありますが(つみたて投資枠120万円/成長投資枠240万円)これを使い切らなくても非課税枠が消えることはありません。
つまり…上限額が上がっただけでなく、「急いで投資する必要もなくなった」ってことだね!
今は人生100年時代。50代からでも、焦らず計画的にコツコツ投資をしていくのが良いかも!
③投資の対象商品が増えた
つみたてNISAから新NISAに移行するタイミングで、投資できる対象商品も大きく幅が広がりました!
- つみたてNISA→一部の投資信託・ETFのみ
- 新NISA→対象の投資信託・ETF、日本株、米国株、REIT
株やREIT(不動産投資信託)や、リスクの高い投資信託が買えるようになったというのがポイントですね。
投資に慣れている人からすると「選択肢が広がってラッキー!」と思う反面、慣れていない人にとっては「何からやれば良いか分からない…」となってしまう可能性も。
なので分からないまま色々と手を出すのではなく、まず分散性の高い投資信託の積立をして守りを固めると言うのが私のセオリーです♪
50代から投資を始める場合、老後資金を使うタイミングが近づいているのでリスクの取りすぎは禁物!!
リターンよりもリスクを抑えることを第一優先にした銘柄選びをするのが良いかもしれませんね。
りりな的・定番銘柄3選はこちら
50代からの投資で知っておきたいポイント
50代から投資を始める上で知っておきたいポイントは、以下の2つです。
①手元の資金を一気に投資することは避ける
50代ともなると退職金が入ったり、今までの貯蓄がしっかりとあったり、住む場所を変えるためにマンションを売却したり…と、手元に大きなお金が確保できる人も多い年齢。
しかし、ここで「投資=絶対に増える!」と過信して一気に投資に充ててしまうのは超危険です。
投資は絶対お金が増えるわけではない…。
元手が大きいと増えるスピードは早いけど、その分減るときのスピードも速いよ。
投資の基本は長期・分散・積立。まとまった資金があっても投資に回すのは一部分だけにしたり、購入時期やタイミングを分散させていきましょう。
②老後資金を使うタイミングが近づいているので、攻めすぎない!
人生100年時代と言われていますが、実際仕事(労働)をしてお金を稼げるのは60代くらいまでが多いですよね。
その後の人生は少しペースを落として働いたり、今までの資産を取り崩して生活することになります。
この「お金が必要なタイミング」で、投資で大損して生活資金が減ってしまった…となったら、元も子もありません。
ハイリスクハイリターンな投資は避けるのがベストです。
新NISAはつみたてNISAが「パワーアップ」した制度。50代からでも投資が可能!
今回の記事のポイントをまとめるとこんな感じになります。
- 今からつみたてNISAをすることはできない(制度が終了しているため)
- でも、つみたてNISAと同じ「100円からの投資信託積立」は新NISAでもできる!
- できることが増えたけど、最初はまずリスクの低い「分散性の高い投資信託」で守りを固めるのが◎
- リスクの高い個別株投資などは無理して最初からやらなくてOK!
- 年齢制限はないので、50代からでも投資することが可能!
- ただし老後資金を使うタイミングが近づいているため、リスクの取りすぎは禁物。
これから投資を始めようと考えている方の参考になれば嬉しいです。
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