つみたてNISAを始めたばかりだと、
「銘柄って何?どれを買えば良いの?」
「おすすめがありすぎて何が違うのか分からない…」
という方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、日経電子版ニュースに掲載されていた情報をもとに作成した「つみたてNISAの定番銘柄」をランキング形式でご紹介していこうと思います!
この記事を書いた人

この記事を書いている私は、投資歴4年以上です!失敗も経験しながら、主婦でもできる堅実な資産運用をしています!将来になんとなく不安がある・・と言うあなたに、分かりやすく資産運用の方法をお伝えしますね!
つみたてNISA定番銘柄ランキングTOP10


早速「定番ランキング」を確認していきましょう!
ここで紹介しているランキングは日経電子版の記事をもとに、銘柄別の資産流入額の多い順番にランク付けしています。
1位:eMAXIS Slim米国株式(S&P500)


eMAXIS Slim米国株式(S&P500)は、米国の指数・S&P500に組み込まれている大企業500社の詰め合わせパックです。
ファンド形態 | インデックスファンド |
投資対象 | 米国株式 |
資産流入額 | 3,975億円 |
信託報酬 | 0.0968% |
連動目標指数 | S&P500(税引き前配当金込/円換算ベース) |
上位組入銘柄 | ①アップル ②マイクロソフト ③アマゾン ④テスラ |



米国大企業を多く保有したい人におすすめ!
2位:eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)


アメリカだけでなく世界に投資したい!と言う方におすすめなのが、手数料(信託報酬)が安く済むeMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)。
分類 | インデックスファンド |
投資対象 | 日本を含む先進国・新興国 |
資産流入額 | 2,103億円 |
信託報酬 | 0.1144% |
連動目標指数 | MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックス(配当込み、円換算ベース) |
上位組入銘柄 | ①アップル ②マイクロソフト ③アマゾン ④テスラ |
全世界に投資する際の第一選択となる銘柄ですね。
3位:楽天・全米株式インデックス・ファンド


投資雑誌やSNSなどで「楽天VTI」と呼ばれている銘柄がこちらの「楽天・全米株式インデックス・ファンド」です。
分類 | インデックスファンド |
投資対象 | 米国株式 |
資産流入額 | 1,643億円 |
信託報酬 | 0.162% |
連動目標指数 | CRSP USトータル・マーケット・インデックス(円換算ベース) |
上位組入銘柄 | ①アップル ②マイクロソフト ③アマゾン ④テスラ |
「全米」株式なので、上位の大企業だけでなく中小企業を含めた4,000社に投資することができます。
- アメリカへの投資を厚くしたい方
- 中小企業の伸びに期待したい方
このような方はぜひ取り入れてみてください。
4位:SBI・V・S&P500インデックス・ファンド


SBI証券でS&P500に連動した銘柄を購入するのであればこちら。
分類 | インデックスファンド |
投資対象 | 米国株式 |
資産流入額 | 1,615億円 |
信託報酬 | 0.0938% |
連動目標指数 | S&P500株価指数(円換算ベース) |
上位組入銘柄 | ①アップル ②マイクロソフト ③アマゾン ④テスラ |
内容としてはeMAXIS Slim米国株式(S&P500)とほぼ同じであるため、どちらか一方を選べればOKです。



本当に若干…ですが、こちらの方が信託報酬が安いですね。
5位:eMAXIS Slim先進国株式インデックス


アメリカや日本を含む先進国に特化した銘柄を探している方は「eMAXIS Slim先進国株式インデックス」がおすすめです。
分類 | インデックスファンド |
投資対象 | 先進国株式 |
資産流入額 | 521億円 |
信託報酬 | 0.1023% |
連動目標指数 | MSCIコクサイ・インデックス(円換算ベース) |
上位組入銘柄 | ①アップル ②マイクロソフト ③アマゾン ④テスラ |
世界の先進国は2022年時点で7つ。「G7」というワードを聞いた事がある方は多いのではないでしょうか。もちろん、日本もこの中の1つの国として認定されています。
- アメリカ
- 日本
- ドイツ
- イギリス
- フランス
- イタリア
- カナダ
「アメリカ以外の比較的安全そうな先進国にも分散投資をしておきたい!」という投資方針の方にはピッタリな銘柄だと言えます。
6位:楽天・全世界株式インデックス・ファンド


楽天証券を使っている方が、全世界に分散投資をしたい場合はこちら。内容としてはバンガード®・トータル・ワールド・ストックETFが98.5%を占めており、組入銘柄上位は全て米国企業の株式となっています。
分類 | インデックスファンド |
投資対象 | 日本を含む先進国・新興国 |
資産流入額 | 451億円 |
信託報酬 | 0.202% |
連動目標指数 | FTSEグローバル・オールキャップ・インデックス(円換算ベース) |
上位組入銘柄 | ①エクソンモービル ②AT&T ③マイクロソフト ④ジョンソンエンドジョンソン |
7位:eMAXIS Slim全世界株式(除く日本)


eMAXIS Slim全世界株式(除く日本)は、eMAXIS Slim全世界株式(オールカントリー)から日本企業投資を抜いた銘柄です。
日本に住んでいる方であればすでに日本株を持っていたり、海外の成長に投資したい…と考える方は多いですよね。



オールカントリーの方と併せて考えると、「日本ありき」か「日本なし」かで選べるようになっているんだね。なるほど!
分類 | インデックスファンド |
投資対象 | 日本を除く先進国・新興国株式 |
資産流入額 | 450億円 |
信託報酬 | 0.1144% |
連動目標指数 | MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックス(除く日本、円換算ベース) |
上位組入銘柄 | ①アップル ②マイクロソフト ③アマゾン ④テスラ |
8位:たわらノーロード 先進国株式


たわらノーロード 先進国株式は、eMAXIS Slim全世界株式(除く日本)と同じく日本以外の先進国株式に投資ができる銘柄です。
基本的にほぼ同じものなので、被りがないようにだけ気をつけながら銘柄選びをしましょう。
分類 | インデックスファンド |
投資対象 | 日本を除く先進国株式 |
資産流入額 | 408億円 |
信託報酬 | 0.10989% |
連動目標指数 | MSCIコクサイ・インデックス(円換算ベース、配当込み、為替ヘッジなし) |
上位組入銘柄 | ①アップル ②マイクロソフト ③アマゾン ④テスラ |
9位:SBI・V・全米株式インデックス・ファンド


SBI・V・全米株式インデックス・ファンドは、中小企業を含めた米国株に幅広く投資ができます。
また、楽天証券の「楽天・全世界株式インデックス・ファンド」と同様にその内容の98%を「バンガード・トータル・ストック・マーケットETF」が占める銘柄です。



楽天・全世界株式インデックス・ファンドとほぼ同じって事だね!
分類 | インデックスファンド |
投資対象 | 米国株式 |
資産流入額 | 395億円 |
信託報酬 | 0.0938% |
連動目標指数 | CRSP USトータル・マーケット・インデックス(円換算ベース) |
上位組入銘柄 | ①エクソンモービル ②AT&T ③マイクロソフト ④ジョンソンエンドジョンソン |



簡単に言うと、バンガード・トータル・ストック・マーケットETFをつみたてNISAで買えるようにした銘柄って感じだね!
楽天・全米株式インデックス・ファンドと同じ立ち位置の銘柄ですが、SBI証券を利用している方はこちらがおすすめです。
10位:ひふみプラス


ひふみプラスは、今回紹介する中で唯一のアクティブファンドです。
分類 | アクティブファンド |
投資対象 | 全世界株式(日本株式82%・海外その他18%。せ新興国含む) |
資産流入額 | 382億円 |
信託報酬 | 1.078% |
連動目標指数 | なし(アクティブのため) |
上位組入銘柄 | ①ソニーグループ ②オリエンタルランド ③東京海上ホールディングス ④INPEX |
投資対象は国内外問わず幅広いですが、2022年現在は国内株が82%を占めています。
証券会社ディーラーのトレードタイミングによって変わりますが、「この地域に投資をする」と指定するというよりは「投資対象はあまり気にせず、取れそうな利益を狙う」という銘柄です。



インデックスファンドの銘柄選定方法は使えないから、アクティブファンドは別物として考える必要があるよね。



基本的にはインデックスファンドがおすすめだけど、もしアクティブファンドを取り入れるから検討の価値はあるよね。
しかし、ここで紹介した他銘柄と比べると信託報酬が10倍近いという点に注意!
つみたてNISA銘柄選びの極意


ここからは、投資方針別のおすすめ銘柄について解説していきます。



自分や家族はどのタイプかな?っていうのを確認しながら読み進めてね。


【投資方針①】米国最強!の人
「アメリカのさらなる経済成長に期待し、メインの投資先としたい」「投資先として間違いなさそうな米国大手企業をしっかりと組み入れたい」という方は、米国指標S&P500に連動している以下の銘柄がおすすめです!
おすすめ銘柄
- eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
- SBI・V・S&P500インデックス・ファンド
これらは連動指標が同じなので、好きな方を選べばOK。どちらを選んでも、アメリカの500社に投資することができます。



使っている証券会社によって、どちらを選ぶか変わってくると思います。
・楽天証券:eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
・SBI証券:SBI・V・S&P500インデックス・ファンド
が良いかも!
【投資方針②】米国最強!中小企業も狙う人
①は米国の有名企業がメインとなっていましたが、中小企業の大きな成長にも期待したい方はより投資対象が広い以下の銘柄をおすすめします。
おすすめ銘柄
- 楽天・全米株式インデックス・ファンド
- SBI・V・全米株式インデックス・ファンド
こちらも①同様、両者の内容はほぼ同じ。アメリカの企業4,000社に分散投資をすることができます。
中小企業は大企業と比較して上場廃止や倒産のリスクが高い傾向にありますが、裏を返すと急成長分の伸び代がたくさんあるということ。
「新興国に投資するのは不安、だけど米国大企業よりももっと値上がり益が見込める投資先を探している」という方は全米株式系のファンドを1つ持っておきたいですね。



楽天証券:楽天・全世界株式インデックス・ファンド
SBI証券:SBI・V・全米株式インデックス・ファンド
で決めるといいね。
【投資方針③】平均点を取りたい人
積極的に値上がり益を期待するというよりも、「とりあえずいろんなところに分散投資したい」「平均的な投資をしたい」という方の場合は、アメリカだけに限定せず世界中に投資をするというのも1つの方法です。
おすすめ銘柄
- eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
- eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)
どちらを選ぶかは、日本も含めて投資したいか・日本以外の全世界に投資したいかで決めてOK。
すでに日本個別株をたくさん持っている方や、日本よりも世界の成長に期待したい!という場合は「除く日本」を選択するのが良いかもしません。
反対に、これから投資を始める完全初心者さんの場合は現状何も持っていない状態だと思うので、日本を含めた「オールカントリー」に投資することで簡単に分散投資ができますね。
【投資方針④】年齢的にリスクを取りたくない人
40代後半以降から投資を始める人で、「年齢的にリスクがとれないけど、つみたてNISAの非課税枠を債券に使ってしまうのは勿体無い!」と思っている方におすすめなのがこちら。
おすすめ銘柄
- eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)
この銘柄の内容は以下の通り。
債券を含む8資産に均等に投資することができ、投資信託の中でも価格変動リスクが少ないものなのです。




+αの銘柄選びはこう考える!
つみたてNISAの銘柄は、1つだけ選ばなければいけないわけではありません。月33,333円の枠の中であれば好きな数の銘柄を組み合わせて購入することができるのです。



メインとなる銘柄を決めた後は、必要時に応じて+αの銘柄を探してトッピングしてみよう!
例1:全世界への分散投資をしつつ、アメリカへの投資を厚くしたい場合
全世界への分散投資をしつつ、アメリカへの投資を厚くしたい方向けの銘柄選びの例は以下の通りです。
- メイン銘柄:eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
→20,000円 - +α銘柄:楽天・全米株式インデックス・ファンド
→13,333円
メイン銘柄には全世界投資型の銘柄をチョイス。もちろんこの中にはアメリカへの企業も含まれているのですが、「もう少し米国株の割合を高くしたい!」という方もいますよね。
このような場合は、米国株投資に特化した銘柄を+αで積み立てると良いでしょう。
誰が見ても「この人は全世界に投資しつつ、米国に重きを置いて投資をしているんだな」というポートフォリオになりますね。



金額はこの通りでなくてOKだよ!
銘柄選びのポイントをしっかり理解していこう。
例2:アメリカを軸にしつつ、他の先進国にも投資がしたい場合
アメリカは世界一の経済大国ですが、世界の先進国はこれだけではありません。
アメリカを軸にしつつ、他の先進国にも投資がしたい場合は、まず先進国中心に投資ができる銘柄を選ぶようにしましょう。
- メイン銘柄:eMAXIS Slim 先進国株式
→16,000円 - +α銘柄:eMAXIS Slim 先進国株式
→17,333円
eMAXIS Slim 先進国株式でイギリス・カナダなどの先進国に重点的に投資をしつつ、+αでeMAXIS Slim 米国株式を取り入れることでアメリカへの投資に厚みを出すことができますね。



銘柄選びは人ぞれぞれ。
①まずは軸とする投資方針・銘柄を決める
②追加で投資したいものがあるか考える
この順で進めるとスムーズだよ!
我が家が今積み立てている銘柄について
我が家は夫婦でつみたてNISAをやっており、それぞれ被りがないように銘柄選定しています。


夫名義
投資信託 | 毎月の積立額 |
---|---|
eMAXISSlim米国株式 | 8,333円 |
eMAXISSlim先進国株式 | 20,000円 |
eMAXISSlim新興国株式 | 5,000円 |
妻名義
投資信託 | 毎月の積立額 |
---|---|
楽天・全米株式インデックスファンド | 33,333円 |



米国のさらなる経済成長に投資しつつ、数十年の間に新興国が大きく伸びることも期待しています…!
リスクが高いから、割合は少なめだけどね。
【番外編】50代の両親の積み立て銘柄について


実はありがたいことに、私のインスタグラムやブログを見てくれている方の中には私の親世代(40〜60代)の方達も多く、毎回嬉しいコメントをいただいています。
そして共通するのが、年齢を気にしてなかなか投資に踏み切れない・何を買ったら良いのか分からない…と言うご質問。



結論から言うと、年齢は関係ない!思い立った時が始めどき。
私の両親もここ最近でつみたてNISAを始めたばかりです!
とはいえ、その方の資産状況や年齢によって取れるリスクは変わってきますよね。
そこで、質問の多かった「私の両親のつみたて銘柄」についてを以下の記事で紹介しています!



40代〜60代の方達の参考にしていただくのはもちろん、僕達のように「親のつみたてNISA」にアドバイスをする立場としても知っておいてほしいことを解説しています。
年齢的な不安を感じている方は、ぜひこちらの記事を参考に銘柄選定の考え方を知っていただければ嬉しいです。




投資方針&取れるリスクに合わせて、自分にぴったりの銘柄を探そう!
今回の記事では、
- つみたてNISAの定番銘柄ランキングTOP10
- つみたて銘柄選びの極意
- 我が家が現在積み立てている銘柄
- 私の両親の投資銘柄について
これらについてをご紹介してきました。



つみたてNISAで購入できる銘柄はたくさんあるんだけど、「インデックスファンドで分散投資」と考えるとこのランキングの中から銘柄選びをすれば、十分な投資の基盤ができると思うよ!



10個でもまだ選べない…という方は、ページ中程で紹介した「銘柄選びの極意」で自分の投資方針を確認してみよう。
投資におけるリスク許容度は人それぞれ。だからこそ自分や家族の投資方針を一度しっかりと見直し、ピッタリな投資銘柄を探してみる必要がある!という事ですね。
この流れで読めれば完璧!


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