つみたてNISA・一般NISAは2023年で制度が終了し、2024年から新しい「新NISA」制度が始まりました。
このページにあるのは去年までの旧制度の情報です。新制度の情報は以下の記事をご覧ください!
ここ数年、「老後2,000万円問題」「年金が少ししか貰えないかも!」という話を耳にする機会が増えているのではないでしょうか。
貯金をしたいけど、安全に資産運用もしたい。『貯めながら増やす』方法を探している方にはつみたてNISAがぴったりです!
本記事では、
- 『つみたてNISA』という言葉しか知らない
- 貯めながら増やす資産運用に挑戦したい
- 100円、500円など少額で投資をしたい
- 以前、他のサイトで調べてみたけどよく分からなかった…
こんな方に向けて、つみたてNISAの基本の基本について解説していこうと思います。
この記事を書いた人
りりな
- 結婚4年で資産3,000万円を達成。投資診断士/資産運用検定2級を取得。
- Instagramフォロワー数27万人超。主婦にやさしい家計管理×投資情報を発信中
- 大学のお金の授業や、マネーフォワード「お金のEXPO」へ講師として登壇。資産運用検定2級の知識を活かし、各証券会社メディア・テレビ・ラジオ番組などへ多数出演
- 著書「主婦にやさしいお金の増やし方BOOK」累計4万部を突破
この記事を書いている私は、投資歴6年以上です!失敗も経験しながら、主婦でもできる堅実な資産運用をしています!将来になんとなく不安がある・・と言うあなたに、分かりやすく資産運用の方法をお伝えしますね!
つみたてNISAとは?
つみたてNISAの概要
つみたてNISAとは、政府が推奨している少額からの長期・積立・分散投資をするための、『利益に税金がかからない』新しい投資方法です(2018年1月からスタート)。
通常、株やFX、仮想通貨などの投資や副業収入など自分に入ってくる『利益』には全て税金がかかります。
しかしつみたてNISAは投資して得た利益に税金がかからないため、期間内に得た利益が50万円でも、100万円でも、税金を払わずに丸ごと自分のものにできるのです。
つみたてNISAの投資先
税金の優遇を受けられることは分かったんだけど、具体的に何に対して投資しているの?
積立NISAの投資先は、具体的に言うと『投資信託』だよ!
投資信託とは、『投資家(私たち)から集めたお金を証券会社がまとめて大きな投資資金にした上で、専門家が私たちの代わりに代理投資・運用してくれる』という制度です。
- メリット:専門家が運用してくれるため投資の知識がなくても始められること、運用成功すると配当金・売却時には譲渡益を貰える
- デメリット:代理で運用してもらうために若干の手数料がかかること、運用が失敗すると元本割れ(投資金額が回収できない)可能性
投資先は国内・海外・株・債券・不動産など商品によって様々で、複数の投資先を組み合わせる(分散投資)ことによって「投資信託」という商品が成り立っています。
色々な種類の株が入っている「詰め合わせパック」みたいなものだよ!
これ一つで、分散投資ができちゃう!
どの銘柄を選ぶか?はこちらの記事
つみたてNISAを利用した場合・利用しなかった場合の違い
上で紹介した「投資信託」はつみたてNISAを利用せずに購入することもできますが、税金分を考えると不利になってしまいます。
そこで、つみたてNISAを利用した場合・利用しなかった場合の税金をそれぞれ確認してみたいと思います。
つみたてNISAを利用せず投資信託を購入した場合:税率20.315%
つみたてNISAを使わずに投資信託を購入・利益がでた場合、その利益に対して20.315%の税金がかかります。
利益額 | 税金金額 |
---|---|
15万円 | 約3万円 |
50万円 | 約10万円 |
100万円 | 約20万円 |
500万円 | 約101万円 |
つみたてNISAを利用しないと、100万円利益が出ても20万円も税金で取られるのか…。
つみたてNISAを利用して投資信託を購入した場合:非課税
次に、つみたてNISAを利用した場合を確認してみましょう。
利益額 | 税金金額 |
---|---|
15万円 | 0円 |
50万円 | 0円 |
100万円 | 0円 |
500万円 | 0円 |
この表を見て貰えばわかる通り、利益の金額に関わらず一切税金がかからないのです。
毎年100万円の利益が出続けたら、20年で払わなければいけない税金は400万円。
でもつみたてNISAなら、この税金が全てゼロになるんです!
利用できる条件や期間
利用できる方 | 日本在住の18歳以上の方(口座を開設する年の1月1日現在) 一般NISAを利用していない方 |
非課税対象 | ・分配金(持っているだけて受け取れる配当) ・譲渡益(つみたてNISAを売却したときの利益) |
口座開設可能数 | 1人1口座 |
上限額 | 年間40万円/1口座(非課税は20年で最大800万円) |
非課税対象期間 | 2018年~2042年 |
投資対象商品 | 長期の積立・分散投資に適した一定の投資信託 |
つみたてNISAはなぜ初心者におすすめなの?
つみたてNISAが初心者におすすめな理由としては、投資金額が安いという点が挙げられます。証券会社にもよりますが最低金額100円からつみたてを開始することができます。
個別の日本株に投資する場合は、数十万〜数百万単位で資金が必要です。特に優待目的の株は需要が高いため金額も高く、「一度投資しようとしたけど高いから辞めた」という方もよく見かけます。
日本マクドナルドの株を見てみたら、最低購入金額約50万円でびっくりしたよ。『買おう!』とすぐ思って買える人は少ないかも…。
その点、つみたてNISAの少額で始められるというのはあまり大きなお金を出せないけれど、将来のための投資をしたい方にとっては大きなメリットとなりますね。
つみたてNISAなら100円、500円から始められるから、家計の負担も最小限に抑えられてありがたいですよね!
また、一度の金額は少なくても5年・10年と積み立てると大きな金額になりますし、長期投資による『複利の効果』が生まれて効率よく資産運用ができるとされています。
複利とは、投資で得た利益を引き出さずに投資資金の中に追加していく方法です。
1ヶ月1万円、1年で12万円を投資している場合、そこにつく配当をそのまま投資に回すと12万円+α(配当分)の投資ができますよね。
この状態は、まさに『利益が利益を生む』『お金が働いてくれる』と言う状態です。
つみたてNISAは契約変更・途中解約できる
『つみたてNISAを始めたいけれど、内容を変更したり、急に辞めたりできるの?』と不安に思う方は多いようです。
結論から言うと、つみたてNISAは
- つみたてを停止する(今まで購入したものは持ち続けられる)
- つみたて金額を減額する(毎日500円→100円、毎日100円→毎月1,000円など)
- 購入した分を全て売却する(完全に手放す)
上記のいずれの対応も可能ですので、安心してください。
売却する場合は、休日や祝日など多めに見ても1週間程度あれば出金できるケースが多いです。
つみたてNISAは、「少額で長期間続ける」のがポイント!
今回の記事では、つみたてNISAの概要や特徴、初心者さんにおすすめな理由などを解説しました。
つみたてNISAには、
- 利益に対して税金がかからない
- 100円から始められる
- 長期間で複利の効果が期待できる
- 解約・変更はいつでもできる
という嬉しいメリットがたくさんあることが分かっていただけたかと思います。
「投資」って聞くと難しく感じてしまうけど、最近は普通の家庭でも気軽にできるようになり始めているんです!
『つみたてNISAを初めてみたい』と思ってくださった方は、100円から始められる楽天証券がおすすめです。
使い道がない余った楽天ポイントがある、と言う方のポイント消化にもぴったりです。
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私のつみたてNISA収益は、以下の記事で公開しています。運用の実例を見てみたい方は、以下の記事もチェックしてみてください!
つみたてNISAとは?動画でも解説
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