つみたてNISA・一般NISAは2023年で制度が終了し、2024年から新しい「新NISA」制度が始まりました。
このページにあるのは去年までの旧制度の情報です。新制度の情報は以下の記事をご覧ください!
「順調に積み立てていたつみたてNISAが元本割れしてしまった…」
「損失が拡大するのが怖い。損切りするべき?」
と感じている方は、きっととても多いはずです。
コロナ後のここ2年くらいで投資を始めた方は、初めての大暴落を経験していると思います。
実は、私のつみたてNISA(2021年〜の分)も元本割れしてしまいました。
- 2018年〜2020年はSBI証券でつみたてNISAをしていて、2021年に楽天証券にお引越ししてきました。
でも、暴落時はむしろ、絶好の買い時。
我が家はつみたてNISAを辞めるつもりはありません!!
今回の記事は「含み損の状態が辛い」と言う方にぜひ読んでもらい、と言う思いで書いています。
- つみたてNISAを解約するか迷っている
- 「投資ってやっぱり損をするから怖い」と感じてしまった
このような方は、ぜひ本記事を読んでみてください!
この記事を書いた人
りりな
- 結婚4年で資産3,000万円を達成。投資診断士/資産運用検定2級を取得。
- Instagramフォロワー数27万人超。主婦にやさしい家計管理×投資情報を発信中
- 大学のお金の授業や、マネーフォワード「お金のEXPO」へ講師として登壇。資産運用検定2級の知識を活かし、各証券会社メディア・テレビ・ラジオ番組などへ多数出演
- 著書「主婦にやさしいお金の増やし方BOOK」累計4万部を突破
この記事を書いている私は、投資歴6年以上です!失敗も経験しながら、主婦でもできる堅実な資産運用をしています!将来になんとなく不安がある・・と言うあなたに、分かりやすく資産運用の方法をお伝えしますね!
2022年前半は世界的な下落相場に…
2022年も半分が終わりましたが、チャートを見返してみると歴史的にも節目となる大暴落相場であったと言うことがわかりますね。
S&P500の1年間のチャート
ここだけ見ると、右肩下がりの下降トレンドに突入中…。
この世界的な株価下落の要因として、皆さんの記憶にも新しいロシア・ウクライナ情勢の悪化が挙げられますね。
ロシアとウクライナはどちらも、世界にとって重要な立ち位置にある国です。
戦闘が始まってしまったことをきっかけに各方面に大きな影響が出て、その結果アメリカを中心とする世界の株価が暴落してしまったのです。
日本は戦争をしないから関係ない!って思っている人も多いみたいだけど、実際に円安の影響で間接的に大打撃が出始めているよね。
これは本当に他人事じゃないよ。
価格が今後も下がり続けるか、どこで上がり始めるかは誰にも分からないことです。
ではどうすれば良いのか?と言うと、下落相場に合わせた投資をひたすらコツコツ続けるのみと言う結論になります。
「下落相場に合わせた投資」については本記事の下の方で紹介するので、このまま読み進めてね!
私のつみたてNISAの運用状況
インスタグラムのDMで「りりなさんのつみたてNISAの評価損益はどうなっていますか?」と言う質問がとても多かったので、先に私のつみたてNISA資産推移を公開したいと思います。
私のつみたてNISAの資産推移
ついに元本割れしてしまいました。
分かっていたとはいえ、実際含み損になるとちょっと辛いよね…。
しかし、株価の下落はデメリットばかりではないのです。
メリットとデメリットをあらかじめ知っていれば、下落相場でも焦ることがなくなるよ!
「下落相場で辛い」という人に知ってほしいこと
株価下落時のデメリットと言えば、「含み益がなくなる」「含み損が増える」と言う点ですよね。
では逆に、株価下落のメリットはどうでしょうか?
単純に考えると「ほしい株を安く買える」と言う点ですよね。
ここからは、下落相場に合わせた投資の考え方をご紹介します!
①下落相場は安くたくさん買えるチャンス
つみたてNISAの購入方法の基本は、定期的に同じ金額の投資信託を購入ができることですよね。
投資信託の価格は、その中に組み込まれている株の価格の影響をダイレクトに受けます。
つまり、株価が下がるとつみたてNISAで買付する投資信託の価格も下がる=同じものを安くたくさん購入できるということなのです。
例:毎月5,000円を積み立てる場合
- 株価上昇時→1株100円
=50株買える - 株価下落時→1株50円
=100株買える
上記の例の場合、同じ値段で買える量に2倍の違いがありますね。
株価が下がったタイミングで安くたくさん買えるというのは、インデックス投資の最大のメリット。
時間と値動きを味方につけることで、数十年後の大きな利益を狙うことができるのです。
つまり、つみたてNISAをしている人が今「株価が下がった!損切りしなきゃ!」と急に慌てる必要はないってことが分かるよね。
もし現在の下落で資産減が激しくて耐えきれない…って場合は、全体の資産に対して投資に充てていえる金額が多すぎるのかも。
各家庭によって適正な投資額は違うから、この機会に毎月のつみたて金額を見直してみても良いかもしれないね!
②長期で見ると、相場は右肩上がり
以下は、冒頭で紹介したS&P500指数の全期間チャートです。
S&P500の全期間チャート
先ほど紹介した「直近1年間のチャート」で見ると、S&P500は下降トレンドでしたね。
しかし、こちらを見てみるとどうでしょう。強く長期的な上昇トレンドだということが分かります。
実は、現在上昇トレンドか・下降トレンドかというのは見る時間軸で全く違ってくるのです。
これを見るとむしろ、適切な押し目(下落)をつけて今後また上昇が始まることも十分に期待できます。
我が家は今後の上昇に期待しているから、今までと変わらずコツコツ積み立てていく方向です!
「長期で積み立てると元本割れしにくくなる」って本当?
LINE証券が検証したデータを見てみましょう。
つみたてNISAのように一定額を同じスパンでコツコツ積み立てていく投資方法は、時間をかければかけるほど「複利の効果」が大きくなり元本割れがしづらくなるというデータが存在しています。
上では「2021年からの私名義の口座」が元本割れしてしまったと紹介しましたが、ここからは夫婦合算したつみたてNISAの状況を確認してみます。
- 2021年11月 + 907,903円 (39.25%)
- 2021年12月+830,029円(34.87%)
- 2022年1月+642,340円(26.69%)
- 2022年2月+ 656,755円(26.18%)
- 2022年3月 + 747,248円 ( 28.96% )
- 2022年4月+ 932,333円(35.23%)
- 2022年5月 +630,415円(23.41%)
- 2022年6月 +684,814円(24.68%)
2021年11月が、含み益のピークでした。そこから下落相場に入り、現在は下がったままをキープしている状態です。
ここでもう一度、最初に紹介したS&P500の1年チャートを見てみます。
安値、高値の切り下げが起こっているので、ここだけ見るとやっぱり下降トレンド。
でも、これまでコツコツ積み立ててきた元本&福利の恩恵を少しづつ受け始めているから、まだトータル+68万!
ここから元本割れの可能性はかなり低そうだよね。
冒頭でも触れた通り、今年に入ってからの下落相場で元本割れしてしまっている方のほとんどがここ数年で投資を始めた方達だと思います。
しかし!我が家の状況を見てもらうとわかる通り、時間をかけて積み立てているものはトータルで見ると今回の下落でも元本割れしていないことが分かります。
- 2021年から初めてまだ1年未満の私の口座→元本割れ
- 2018年から運用している夫の口座を含めた評価損益→+68万円
この結果こそが、「つみたてNISAは投資期間が長ければ長いほど元本割れしづらい!」という理由なのです。
つまり、今含み損が出てていても気にせず積み立て継続することは、将来の大きな利益に繋がる可能性が高い!っていうこと。
無理のない範囲で継続するのがベストだよね!
投資は平坦な道のりではない!資金量を考え、無理のない投資を
投資を始めたばかりの頃は、「積み立て投資は安全!」「積み立てを継続していれば絶対勝てる」と思いがちですが、投資で利益を出すのは決して平坦な道のりではありません。
何度も何度も谷に落ちで、それでも最後に大きな利益を狙っていくのが投資の道です。
ずっと株価が上がり続けるだけ、というジャンル・企業はほぼありません。
含み損が出る時もある!というのを前提に、各家庭に合った資金管理と投資方針を考えていくのが重要です。
元本割れした時でも、ツライ・・どうしよう?と悩まずに
気持ちをキープしていくには
「知識を付ける」ことでしか解決できないです。
知識が付けば、今の状況でもポジティブに考えられる思考に変わっていきます!
不安と思った方は、ぜひ知識を付ける行動に移してみて下さい♪
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