ふるさと納税について調べてみると…
- ふるさと納税 後悔
- ふるさと納税 失敗談
というキーワードが。
私はふるさと納税歴7年でそこそこ上手く制度を活用できているのですが、最近有名になった制度なのでまだ始めたばかりの方は思わぬ失敗をしてしまうことも事実であるようです。
そこで今回は、インスタグラムで募集した質問への回答を元に「ふるさと納税の失敗・後悔体験談」をご紹介していきたいと思います。
リアルな失敗・後悔体験を知れば、その失敗を避けることができるよ…!!
ぜひ最後までチェックしてみてね。
この記事を書いた人
りりな
- 結婚4年で資産3,000万円を達成。投資診断士/資産運用検定2級を取得。
- Instagramフォロワー数27万人超。主婦にやさしい家計管理×投資情報を発信中
- 大学のお金の授業や、マネーフォワード「お金のEXPO」へ講師として登壇。資産運用検定2級の知識を活かし、各証券会社メディア・テレビ・ラジオ番組などへ多数出演
- 著書「主婦にやさしいお金の増やし方BOOK」累計4万部を突破
この記事を書いている私は、投資歴6年以上です!失敗も経験しながら、主婦でもできる堅実な資産運用をしています!将来になんとなく不安がある・・と言うあなたに、分かりやすく資産運用の方法をお伝えしますね!
想定外!!ふるさと納税の失敗・後悔体験談
インスタグラムのフォロワーさんに質問をしてみると、意外と失敗・後悔体験談を持っている方がたくさん…!
ここに貼っているのはごくごく一部で、もっとたくさんの体験談をお寄せいただきました。
そして、内容を集計した結果…
- 消費期限が短い/冷蔵庫・冷凍庫がパンパンに…
- 上限額オーバーをしてしまった
- 6自治体以上寄付してしまい、ワンストップ特例が使えなくなった…
- 一気にやりすぎて、その月の出費がとんでもないことに!
- 住宅ローンや医療費控除を計算に入れていなかった
- もっと早くふるさと納税を始めていればよかった
この6つがかなり多かったので、順に紹介していきます。
①消費期限が短い/冷蔵庫・冷凍庫がパンパンに…
ふるさと納税の返礼品は食材だけでないのですが、圧倒的に食材を頼む方が多いイメージですよね!
その中で、
- 果物や冷蔵品の生物など、消費期限が短いものを頼んでしまって食べるのが大変だった
- 冷蔵庫がキャパオーバー!
という声が多数。。
この失敗、実は私も1年目に経験していて。笑
冷蔵・冷凍スペースって各家庭によって違うけど、到着日が被りすぎると本当に大変!!ってことだけはお伝えしておきたいです。。
食べきれなくても勿体無いし、無理やり食べて消費するのも勿体無い・・
保管スペースと消費ペースをしっかりと計画しておくのがおすすめです。
②上限額オーバーをしてしまった
こちらも結構多かった声。
ふるさと納税ってあくまでも、
シミュレーションをもとに進める(2023年の1月〜11月)
↓
正確な上限額が分かるのは、その年の12月の源泉徴収(2023年12月)
つまりギリギリ!!!
↓
翌年の税金が控除される
って感じなので、1月から11月までは確実な正解が分からないまま進めるしかないんです。
正解が分からないからこそ、前年の年収をもとにしたシミュレーションが必須なんだよね!!
上限額をオーバーしてしまった分は翌年税金として還付されないので、実費で割高な返礼品を購入してしまったという状態に。
せっかくお得な制度を使っていても、逆に損をしてしまう可能性があるパターンですね。
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③6自治体以上寄付してしまい、ワンストップ特例が使えなくなった…
確定申告をせず、書類をポストに投函するだけでOKなワンストップ特例。
「確定申告は分からないしやりたくないけど、書類を郵送するだけなら…」って理由でふるさと納税を始めた方も少なくないと思います。
しかし!!
ワンストップ特例が使えるのは、寄付する自治体が5箇所以内の時のみ。
6箇所を超えてしまうと、確定申告をしなければいけなくなってしまうんです。
確定申告は、マイナンバーカードがあれば自宅のパソコンからでも可能。
しかし実際多くの人にはハードルが高いと思うので、ワンストップ特例を利用したいのであれば寄付自治体数はかなり注意する必要があります。
④一気にやりすぎて、その月の出費がとんでもないことに!
これは基本的なことですが、結構盲点かもしれませんね。
とくに駆け込みふるさと納税をする方は結構注意したい点で…
上限額までしっかり寄付すれば、来年の税金が控除されてお得になる
↓しかし!
今年のふるさと納税の支払い分も増える
ということになります。
ふるさと納税は返礼品分得できる制度なんだけど、家計の支出の面で言うと「税金の前払い」であることは忘れないでおく必要があるね!
⑤住宅ローン控除や医療費控除を計算に入れていなかった
住宅ローン控除・医療費控除を利用している方は、これも含めたシミュレーションをする必要があります!
どちらも利用していたとしてもふるさと納税ができることにはできるのですが、とくに注意が必要なのは「住宅ローン控除の恩恵をがっつり受けている人」。
- 住宅ローン減税…所得税から控除(原則。住民税から控除できるケースもあり)
- ふるさと納税…所得税・住民税どちらからも控除
それぞれこんなイメージなのですが…
住宅ローン減税で所得税が最大まで控除されている場合は、ふるさと納税でそれ以上控除することができなくなります。
住宅ローンがある場合、ふるさと納税上限額が少し下がる可能性があるっていう感じです。
ペアローンorどちらか1名義ローンという家庭の状況やローンの残債にもよるので一概には言えませんが、「住宅ローン控除・医療費控除がある年はしっかり確認とシミュレーション」ということはぜひ覚えておいてください。
⑥もっと早くふるさと納税を始めていればよかった!
最後に、かなり多かった後悔がこれ。
良い意味での後悔ですね…!
ふるさと納税はつみたてNISAなどと同様で、前の年にさかのぼってやることはできません。
思いたったらすぐ行動♪
「名前は知っていたけど数年間スルーしていて後悔」って人がかなりたくさんいたよ・・!
ふるさと納税の失敗を防ぐには?
ここまでご紹介した6つの失敗。
実は、2つのことを意識するだけで失敗する可能性をグッと減らすことができるんです…!
失敗を防ぐ方法をご紹介しますので、ぜひチェックしておいてくださいね。
とにかくシミュレーションが命!
上でもお伝えしたとおり、ふるさと納税の確実な正解(上限額が分かる)のはその年の12月。
つまり1月〜11月までは正確な上限額が分からないまま進める必要があります。
ということは…
- 上限額をオーバーしないため(ギリギリではなく、少しゆとりを持って進めるため)
- 1ヶ月あたりどのくらいのペースで進めるべきなのか
- 住宅ローン・医療費控除を計算に入れた上限額を知るためにも
失敗しないためには、とにかくシミュレーションが命!と思っておいてください…!
まずは簡単にシミュレーションをしたい!という場合は、簡易シミュレーションから試してみてもOKです♪
1年間で、分散させながら少しずつ進める
- 消費期限が近すぎて消費が大変
- 冷蔵庫・冷凍庫がパンパンで入らない
- ふるさと納税のための支出を1ヶ月に集中させない
これらの失敗を防ぐためには、ふるさと納税を進めるタイミングを1年間の中で分散させるのが効果的!
冷凍庫のストックを消費できる目処が立ってから次のものを頼むようにすれば、食材を無駄にすることなくうまく活用できるはずです。
【2023年末・最新】これからのふるさと納税スケジュール
最後に、2023年末これからふるさと納税をする方へ向けた最新スケジュールをご紹介します♪
- 12月に源泉徴収を受け取ったら、最終調整の寄付(上限額に近づけるため)をする
- 2024年1月10日までに、ワンストップ申請書類が到着するように郵送
- 2024年6月ごろに、しっかり税金控除されているか確認
2023年分のふるさと納税の流れは、こんな感じになります!
1回やってしまえば、制度廃止にならない限り毎年ルーティン化できるよ・・!!
まだやっていない人でも、今年分のふるさと納税はまだ間に合います。
ぜひ!シミュレーションからスタートしてみてくださいね♪
\何からやれば良いか分からない人必見!/