ネットで投資の情報を集めていると「純金への投資はやめとけ!」という情報を見かけて、「なぜ?」と思った方は多いはず。
金は一般的に「守りの資産」とされ分散投資の対象とされることが多いですが、実は投資する前に知っておきたい注意点が存在するのです。
今回の記事では、純金に投資するときに注意したい4つのポイントや純金投資の選択肢・メリットなどをご紹介していこうと思います。
この記事を書いた人
りりな
- 結婚4年で資産3,000万円を達成。投資診断士/資産運用検定2級を取得。
- Instagramフォロワー数27万人超。主婦にやさしい家計管理×投資情報を発信中
- 大学のお金の授業や、マネーフォワード「お金のEXPO」へ講師として登壇。資産運用検定2級の知識を活かし、各証券会社メディア・テレビ・ラジオ番組などへ多数出演
- 著書「主婦にやさしいお金の増やし方BOOK」累計4万部を突破
この記事を書いている私は、投資歴6年以上です!失敗も経験しながら、主婦でもできる堅実な資産運用をしています!将来になんとなく不安がある・・と言うあなたに、分かりやすく資産運用の方法をお伝えしますね!
当記事は、特定の商品の勧誘や売買の推奨等を目的としたものではありません。また、株価動向の上昇または下落を示唆するものではありません。
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初心者さん向け!純金投資の3つの選択肢
まずは、これから純金投資を始めようと思っている初心者さんに向けて「純金投資の3つの選択肢」をご紹介します。
①純金現物の購入
1つ目の選択肢が、純金現物の購入です。
「金の延べ棒」を想像すると分かりやすいかと思いますが…ちょっとハードルが高いように感じますよね。
しかし実は、金は数gの金貨1枚・数万円から購入することが可能!
持って眺めて楽しい・資産性も高い!
重い金は高いけど、軽い金貨だと比較的買いやすい値段で手に入れることができるんです。
②純金積立
純金現物よりも気軽に金への投資をする方法として、「純金積立」があります。
これは毎月決まった日に設定した金額分の金を証券会社で購入していくという方法で、あくまで証券会社内の管理であるため手元に金を持つことはできません。
少額から手軽に始められるということで、初心者さんが始めやすい方法だと言えますね。
証券会社によっては、コツコツ買い溜めた金を現物に変えるサービスもあるようです!
③金へ投資する投資信託/ETF
もう一つの方法としておすすめなのが、金へ投資ができる投資信託やETFを購入することです。
金の価格に連動する商品に投資することで、間接的に金に投資をするようなイメージです。
すでにNISAなどで投資をしている人にとっては、純金積立よりも投資信託・ETFの方が身近に感じるかもしれません。
あくまで「金に投資している投資信託・ETFに投資する」という形になりますので、金そのものに直接投資をするわけではなく、投資した金額分の金現物を引き出すなどはできません。
「純金への投資はやめとけ」と言われる4つの理由
「守りの資産」と呼ばれており、世界的にみても信頼性・資産性が高い金。この金がなぜ「投資するのはやめとけ」と言われてしまうのでしょうか?
金投資をする前に知っておきたい注意点4つをご紹介します。
①配当や利息がない
1番のデメリットがこちら。純金に投資をする場合、基本的に配当や利息などは生まれません。
つまり「値上がり益=キャピタルゲイン」を期待するものであり「長期保有による配当・利息=インカムゲイン」を狙うことはできないということです。
株を長期保有していれば、銘柄にもよりますがインカムゲインが得られることも多いですよね。
しかし金を持っていても、値上がりしなければ利益はゼロ。金投資をするにあたっては、この特徴をしっかり理解しておく必要があります。
②NISA(非課税制度)が利用できない
2024年から新NISAが始まりましたが、純金をメインに投資する商品はNISA枠での投資の対象外となっています。
ですので、上で紹介した
- 金現物
- 純金積立
- 金へ投資する投資信託・ETF
などは、NISA口座ではなく特定口座を使って「課税対象」として投資をする必要があるのです。
③金現物の場合、管理リスク・コストの問題がある
純金の現物を持つ場合、少量が増えてくるとどうしても盗難のリスクに対する心配がつきまといます。
金現物をたくさん保有している方はセキュリティ性の高い金庫や貸金庫などを利用しているケースも多いですが、これには管理のコストがかかります。
分散投資目的で金を保有するにしても、現物だとこのようなリスクとコストがかかってくることを知っておきましょう。
④手数料・スプレッドが大きい
金の購入は手数料やスプレッドといったコストがかかります。
とくに「手数料無料」という表示があるときはスプレッドがかかるケースが多いですので、「金投資をしたらなぜかマイナスからのスタートになってしまった…」と驚くことがないように、購入時のコストのことをしっかりと理解しておきましょう。
純金投資の3つのメリット
以上の注意点をしっかりと理解した上であれば、純金への投資はリスク分散の方法としてとても有効です。
ここからは、純金投資のメリットを3つご紹介していきます!
メリット①資産運用リスクの分散ができる
1つ目のメリットは、上でもお話しした通り「運用資産のリスク分散ができる」という点。
株や投資信託へ投資している方はとても多いと思いますが、投資信託も債券などを含む一部の銘柄を除き、ほとんどが「株の詰め合わせパック」。
つまり、いくら分散できているとはいえ「株」という投資商品だけに集中投資しているということに…!
株よりもリスクの低い資産としては債券と金がよく挙げられますが、
- 債券:価格変動が小さい
- 金:ショック相場でも価値が維持できる(むしろ上がりやすい。「有事の金」と呼ばれてる!)
このような特徴があります。金に分散投資をするということは、利益を狙うと言うよりも「リスクから資産を守る」ためだと言えそうですね!
メリット②価値がゼロになる可能性が極めて低い
金は株や仮想通貨などと違い、価値がゼロになる可能性が極めて低いです。と言うのも、金は世界市場のリスクが上がれば上がるほど買われる資産だから。
過去の歴史を見てみると分かるのですが、世界の経済が不安定化しているとき、人は「暴落するかもしれない株よりも、安全資産である金を買おう」と考え、金の価格が高騰します。
金は世界中が認める安全資産と言う認識であるため、価値がゼロになる可能性は極めて低いと言えるでしょう。
メリット③少額からでも投資できる
金の延べ棒や重量のあるインゴッドなど、純金への投資=元手となる資金がたくさん必要…というイメージを持っている人は少なくないと思います。
確かに金の現物をまとめて買うには、大きな額のお金が必要。しかし今は純金積立や投資信託・ETFの登場により、昔よりも格段に少額で金投資がしやすい環境が整っていると言えます。
グラム数の少ない金貨を少しずつ買っていくっていう方法もあるね!
月数千円などの少額でも金を積み立てることで、簡単に資産の分散ができるというのは嬉しいですよね!
まとめ
今回の記事では、純金に投資するときに注意したい4つのポイントや純金投資の選択肢・メリットなどをご紹介してきました。
純金投資には注意点があるものの、うまく資産に取り入れていくことで全体のリスクをしっかりと抑えた堅実な運用ができると言えそうです…!
NISA枠で投資はできないものの、一般的な証券会社の特定口座で投資をすることができます。
初心者さんへのおすすめは、やはり手軽に少額からできる純金積立や投資信託・ETFです!
今、株100%の投資をしている方や「もう少し分散投資先を確保したい」と考えている方はぜひ、少額で始められる純金投資を検討してみるのも良いと思います。
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