夫婦喧嘩の原因、第1位は「お金」――。
実はこれ、調査でも明らかになっていて、思い当たる方も多いのではないでしょうか。
お金の価値観って、夫婦でも全然違うのは分かりますが…とはいえ、お互いのことを認め合うのは難しいことですよね。
そこでこの記事では、「夫婦がお金で揉めやすい原因と、そのズレをすこしでも減らすための方法」などについてまとめてみました。



価値観の違いで悩んでいる方に、少しでもヒントになれば嬉しいです!
夫婦喧嘩の原因、第1位は「お金」


お金に関する夫婦喧嘩の意識調査(株式会社エミリス)によると、夫婦喧嘩の原因としてもっとも多かったのが「お金」に関することでした。 なかでも目立ったのは、次のような内容です。
- 金銭感覚の違い(44.2%)
- 生活が苦しい(28.5%)
- お小遣いの額が不満(25.4%)
- 家計の負担割合が不公平(23.5%)
- 勝手な高額の買い物(21.1%)
どれも、特別なことではなく“よくある日常のズレ”ですよね。



ただ、お金の話って感情がからみやすくて、つい言い方がきつくなったり、話し合えずにモヤモヤをため込んでしまうことも。
なのでまずは、「自分たちはどこでズレてるのか?」を把握してみることが大切です。
簡単チェック!よくある“すれ違いのサイン”
以下のような”ズレ”を感じたことはありませんか?
- パートナーの“お金の使い方”にイラッとしたことがある
- 家計が苦しいけど、どう一緒に見直していいかわからない
- お小遣いの金額でもめたことがある
- どっちが何を払うか、なんとなくで決まっていない
- 大きな買い物を相談なしでされた(またはしてしまった)ことがある
これらは、よくある“お金のすれ違い”のサイン…ですが、夫婦でもお金の考え方は、育った環境や経験でまったく変わります。
なので「全然合わない…」ってなるのは、むしろ普通のこと。
問題なのは、違いそのものじゃなくて「違うことを知らないまま、なんとなく過ごしてしまうこと」ではないかと感じます。



価値観が違うのは当たり前だからこそ、事前にルールや仕組みを決めて、衝突を減らしていくことが大切だね!
夫婦がお金で揉めないための解決法


ここでは、夫婦がお金で揉めやすい「5つの原因」と、それぞれ“仕組みで解決する方法”を具体的にまとめてみました。
①金銭感覚の違い
→「使っていい上限」と「使い道のルール」を話し合っておく
「日用品は1万円以内なら自由、それ以上は相談」など、 上限や用途のルールを決めておくだけで、無駄な衝突を防げます。
②生活が苦しい
→「削る順番」と「守るライン」を決めておく
- 通信費・保険などの固定費
- 食費やサブスクの見直し
- 嗜好品や趣味
逆に「ここだけは削らない」という“安心ゾーン”を決めると、お互いに気持ちに余裕が生まれます。
③お小遣いの額が不満
→「何を含めるか」を明確にしておく
昼食・交際費・美容代など、「どこまでがお小遣いか」を具体的に決めると揉めにくくなります。



ちなみに平均額は、男性3.9万円・女性3.5万円みたいです(参考程度に◎)。
④家計の負担割合が不公平
→「手取り比率」で分担する
収入に差がある場合は、なんとなく折半よりも“比率で割る”のがおすすめ。 手取り25万と15万なら、5:3で割り振れば、納得感が生まれやすいです。
⑤勝手な高額の買い物
→「◯円以上は相談」のルールを作っておく
たとえば「1万円以上は事前にLINEで一言相談する」など、相談が必要な金額の目安を決めるだけでも衝突を防げます。
言い方やタイミングも重要


お金の話は、ちょっとした言い方やタイミングで、空気がピリッと変わります。 だからこそ、冷静に話せる工夫をしておくと安心です。
例えば…
- “穏やかな時間”に話をする
→寝る前や忙しい時間は避けて、週末の昼間など落ち着いた時間に話すのがベスト! - 数字ベースで話す準備をしておく
→レシートや家計簿アプリを使って、感覚ではなく“事実”で話すと冷静に進めやすくなります。 - 15分ルールを決めておく
→話が長引くと感情的になりがちなので、時間を区切って「今日はここまで」にするのもおすすめです。



このようにちょっとした工夫で、安心して話し合える空気がつくれるようになるよ…!
実は我が家も…


私自身も、不妊治療や家計の見直しをきっかけに、夫と何度も揉めてきた過去があります。
「どこまで治療にお金をかけるのか」
「今の家計でどうやって備えていくのか」
正解がないテーマだからこそ、お互いの価値観の違いが浮き彫りになり、その都度ぶつかりました。
でもある時、話し合いを重ねるうちに相手が間違ってるんじゃなくて、ただ考え方が違うだけなんだなって気づいたんですよね。
それからは、「どこなら妥協できそうか?」を冷静に話すように意識して、ざっくりでも予算共有することを意識したら、自然とケンカも減っていきました。
価値観のズレは仕組みとコミュニケーションで解決できる!
お金の価値観は、違って当たり前。 夫婦でもぴったり合うことのほうが少ないと思います。
だからこそ、話し合いのタイミング・話し方・ルールづくり。 そういった“仕組み”を一緒に作っていくことが大切です。
正解はなくて大丈夫なので「うちはこの形でやってるよ」って思えるだけで、気持ちがラクになります。



少しずつ、納得できる自分たちらしいスタイルを作っていけますように。