この記事では、メットライフ生命の「ドルスマートS」米国ドル建て終身保険を払い済みにした理由について詳しく解説しています!
これから、契約しようか悩んでいる方や、すでに契約していて継続するか悩んでいる方の参考になる記事です!
メットライフ生命のドル建て保険を払い済みにしました!
4年間メットライフ生命の米国ドル建て終身保険に加入していました。
加入をした当時の私は、25歳(26歳の年)で「保険や投資の知識0」
友人にメットライフ生命の営業をしている人がおり
- 友人たちはみな加入している(仲良しグループの8割が加入している状態)
- 銀行預貯金にお金を入れておくよりも、ドル建て保険にお金を預けておいたほうが増えるじゃん
上記の理由で加入をしました。
加入した後に
「本当にこの保険は良いものだったのか?」
不安に思い
保険営業の友人2名に相談したことがあるのですが
2名とも「メットライフ生命の米国ドル建ては間違いないよ」といった太鼓判をもらっていたので、安心していました。
そんな太鼓判をもらったのにも関わらず、私は払い済みにすることに決めたんです。
その理由について詳しく書いていきます。
メットライフ生命のドル建て終身保険「ドルスマートS」について
- 死亡保障が付いてくる
- 積立利率年3%を最低保証
- 米国ドルで運用するので為替変動リスクがある
2020年に
積立利率年3%保障
↓
積立利率年2.5%最低保証
に変わりました。
元々、契約していた人は、3%最低保障のままで続けられます。
払い済み保険することを、担当営業に話したら積立利率がこれから下がるから、3%はお宝保険になる。って営業トークされたよ!
もちろん私は払い済みにしましたけど。
それでは本題に入っていきます。
私の場合、決めた金額を10年間支払い
払い込み期間10年が終わったら、その後は保険を寝かせていつ解約してもOK
という内容での契約でした。
契約した当時の私は
「10年間支払ってその後は放置しておけば、お金が増えるし面倒なこともなくいいかも♪」
と、ザ!安直な考えで契約をしました。
今、過去を振り返ると26歳で契約し
10年後は36歳・・・。
女の私は結婚や出産などで働く環境が変わっている可能性大・・。
私が「ドルスマートS」をいくら支払ったか金額公開
私の契約内容は
- 1年一括を日本円にして約50万円を支払う
- それを10年続ける
という金額設定での内容での契約でした。
月々にならすと、毎月4万円ほどの保険料になるので
高額な保険料での契約だったと思います。
払い済み保険にするまで
4年間支払いをしたので
4年×50万円=200万円
をメットライフ生命のドルスマートSで支払いました。
「ドルスマートS」を払い済みにする理由について
- 投資を初めて、1年50万円を保険で支払うよりも自分で運用したい
- 死亡保障は別に必要がない
この2点が理由で、メットライフ生命のドルスマートSを払い済み保険にすることに決めました。
払い済みなので、解約するわけではありません。
あくまでも、支払いはストップするが今まで支払ってきた200万円は
そのままメットライフ生命に預けた状態にします。
解約しちゃうと、元本割れするから200万円が必要になった時に解約します。
- 投資を始めて、1年50万円を保険で支払うよりも自分で運用したい
こちらについては、具体的にこの後説明していきます。
- 死亡保障は必要ない
結婚し、家庭を持って思った事なのですが
妻には死亡保障は必要ない。(あくまでも私の考え)
旦那であれば、稼ぎ頭なので亡くなった場合、残された遺族が生きていくために
手厚い死亡保障が必要ですが
妻である私が亡くなったところで、死亡保障は必要がない・・・。
保険を解約せずに10年間メットライフ生命のドルスマートSの支払いを続けていけば
1年50万円×10年=500万円の支払いに対して、1484万円の死亡保障が付いてきます。
私にとって、死亡保障よりも「いくらお金が増えるのか?」が重要な部分!
「ドルスマートS」を10年払い続けた場合いくら増えるのか?
私の契約の場合、日本円にして1年間約50万円の支払いをするため
10年間で50万円×10年=500万円をメットライフ生命へ支払うことになります。
メットライフ生命では、積み立て利率3%が保証されています。
契約時に
- 積立利率年3%の場合
- 積立利率年3.5%の場合
- 積立利率年4%の場合
上記の3パターンでいつのタイミングでいくらになるのか?分かる表を出してもらえます。
1ドル=110円で換算してパターン別でお話しします。
その1:最低保証されている3%の場合
メットライフ生命「ドルスマートS」で支払った500万円がどうなるか?
積立利率3%の場合
経過年数 | 年齢 | 解約返戻金(3%) | 元本との差 |
---|---|---|---|
10年(支払い終了) | 36歳 | 481万円 | -19万円 |
12年 | 38歳 | 502万円 | +2万円 |
15年 | 41歳 | 537万円 | +37万円 |
20年 | 46歳 | 600万円 | +100万円 |
30年 | 56歳 | 749万円 | +249万円 |
34年 | 60歳 | 819万円 | +319万円 |
・死亡保障:1484万円もついてくる。
その2:積立利率年4%の場合
メットライフ生命「ドルスマートS」で支払った500万円がどうなるか?
積立利率4%の場合
経過年数 | 年齢 | 解約返戻金(4%) | 元本の差 |
---|---|---|---|
10年(支払い終了) | 36歳 | 515万円 | +15万円 |
15年 | 41歳 | 605万円 | +105万円 |
20年 | 46歳 | 728万円 | +228万円 |
30年 | 56歳 | 1010万円 | +510万円 |
34年 | 60歳 | 1152万円 | +652万円 |
・死亡保障:1562万円もついてくる。
60歳まで解約せずに続けていれば+652万円になるんだね!
銀行預貯金に眠らせておくなら、ドルスマートSを契約したほうが良いんじゃないの?
積立利率年4%であると、60歳の定年時には500万円の元本が倍の1000万円になるんです。
この表を見たときに、夢がある!すごい!と私も思ったので、契約をしました。
メットライフ生命の公式ホームページに、現在と過去の積立利率の一覧が公開されており
積立利率4%であったのは、2010年まで。
2010年以降は、4%以上にはならず3%が続いているため
現実的に、3%が妥当だと思っています。
最低保証の積立利率年3%だとしても
- 子供の大学進学資金として使うなら、500万円の元本が798万円(+249万円)
- 60歳の老後資金として使うなら、500万円の元本が819万円(+319万円)
となるので、銀行に預けておくよりはお金が増えます。
死亡保障もついてきて、お金もふえる良い保険に見えるけど、なんで辞めることにしたの?
具体的な数字も含めて、辞める理由を詳しく書いていきます。
ここからは
「ドルスマートS」と自分でお金を積み立て投資をして運用した場合の比較をしていきます。
「ドルスマートS」には死亡保障がありますが、死亡保障は抜き考えていきます。
前提条件
「ドルスマートS」で10年間で合計500万円支払い
比較する内容について
積立利率年3%の場合の
- 15年後の「ドルスマートS」VS「つみたて投資」
- 30年後の「ドルスマートS」VS「つみたて投資」
積立利率年4%の場合の
- 15年後の「ドルスマートS」VS「つみたて投資」
- 30年後の「ドルスマートS」VS「つみたて投資」
上記の4パターンでの比較をしていきます!
【積立利率年3%】15年後の、子供の学費に備えた場合
まずは
メットライフ生命の「ドルスマートS」の
最低保証の積立利率年3%を基準にしていきます。
子供の大学受験などの学費としてお金を使うと考えるので
15年という期間で「ドルスマートS」と自分で積み立て投資をした場合での比較です。
15年後の「ドルスマートS」の結果
- 10年で500万円の元金を支払う
- 積立利率年3%(ドルスマートS最低保証利率)
15年後
元金500万円に対し結果537万円
差額+37万円
15年後の「積み立て投資」をした結果
- 15年ドルコスト平均法で積み立てる
- 年利3%
- ドルスマートSの結果537万円を目指す
15年後
元金425.9万円に対し結果537万円
差額+111.1万円
積立利率年3%で15年間運用の場合、自分でつみたて投資をしたほうがプラスになる!
【積立利率年3%】30年後に老後資金として受け取る場合
メットライフ生命の「ドルスマートS」の
最低保証の積立利率年3%を基準に
30年後の老後資金として「ドルスマートS」と自分でつみたて投資をした場合の比較をしていきます。
30年後の「ドルスマートS」の結果
- 10年で500万円の元金を支払う
- 積立利率年3%(ドルスマートS最低保証利率)
30年後
元金500万円に対し結果749万円
差額+249万円
30年後「積み立て投資」をした結果
- 30年ドルコスト平均法で積み立てる
- 年利3%
- ドルスマートSの結果749万円を目指す
30年後
元金462.7万円に対し結果749万円
差額+286.3万円
積立利率年3%で30年間運用の場合、自分でつみたて投資をしたほうがプラスになる!
最低保証の積立利率3%の場合
15年後、30年後ともに自分で積み立て投資をした方が
プラスになるという結果となりました!
次は、運用成績が良く積立利率が4%になった場合でも
比較をしていきます。
ここ数年の成績を見る限りでは、ドルスマートSが4%になる可能性は低いと思うけどね。
【積立利率年4%】15年後の、子供の学費に備えた場合
先ほどは、積立利率年3%での比較でしたが
運用成績がよく、積立利率年4%になった場合どうなるのか?比較します。
まずは、15年後の子供の学費に備えた場合での比較からです。
15年後の「ドルスマートS」の結果
- 10年で500万円の元金を支払う
- 積立利率年4%
15年後
元金500万円に対し結果605万円
差額+105万円
15年後「積み立て投資」をした結果
- 15年ドルコスト平均法で積み立てる
- 年利4%
- ドルスマートSの結果605万円を目指す
15年後
元金442.5万円に対し結果605万円
差額+162.5万円
積立利率年4%で15年間運用の場合、自分でつみたて投資をしたほうがプラスになる!
【積立利率年4%】30年後に老後資金として受け取る場合
引き続き、積立利率年4%で
老後資金として30年後にはお金がいくら増えているのか?を見て行きます。
30年後の「ドルスマートS」の結果
- 10年で500万円の元金を支払う
- 積立利率年4%
30年後
元金500万円に対し結果1010万円
差額+510万円
30年後「積み立て投資」をした結果
- 30年ドルコスト平均法で積み立てる
- 年利4%
- ドルスマートSの結果1010万円を目指す
30年後
元金523.9万円に対し結果1010万円
差額+486.1万円
今回は「ドルスマートS」で運用をしたほうが、プラスになる結果となりました!
積立利率年4%で30年間運用した場合は、自分で運用をするよりも「ドルスマートS」のほうが結果が良いです。
運用結果まとめ「ドルスマートS」VS「自分で積み立て運用」
先ほどの、結果を表にまとめるとこのようになります。
積立利率 | 期間 | ドルスマートS差額 | 自分で積み立て運用差額 |
---|---|---|---|
3% | 15年 | +37万円 | +111.1万円 |
3% | 30年 | +249万円 | +286.3万円 |
4% | 15年 | +105万円 | +162.5万円 |
4% | 30年 | +510万円 | +486.1万円 |
積立利率が4%で30年という期間をかければ
「ドルスマートS」のほうが、プラスになる結果となりました。
この結果を踏まえて、メットライフ生命の「ドルスマートS」をお勧めできる人は
- 自分で投資をして資産運用できない人
- 積立利率年4%もらえることに期待できる人
- 途中で解約せずに契約を長く続けられる人
- 死亡保障が必要な人
上記4点に当てはまる方は、メットライフ生命の「ドルスマートS」を利用しても良いと思います!
なぜかというと
夫は、明治安田生命の「年金ひとすじ」という個人年金を契約していました。
60歳まで資金拘束をされ、その後お金を受け取る保険に加入していましたが
その保険に比べると、圧倒的にメットライフ生命の「ドルスマートS」のほうが優秀です。
明治安田生命の「年金ひとすじ」を解約した理由は、下記記事からご覧いただけます。
日本円で運用する保険会社の、貯蓄型保険よりも外貨建ての方が増える金額が多いよ!
この結果を踏まえて、私が「ドルスマートS」を辞める理由は
- 自分で投資をして運用すれば「年利4%以上」を目指せるから
- 死亡保障はいらない
この2点につきます。
現在、つみたてnisa・iDeCo・日本個別銘柄・米国株への投資を始めてみて
利率9%をたたき出しているものもあります。
上記の記事でも書いているように
お金を増やす(投資)目的であれば
自分で運用したほうが、プラスになる可能性が高いです。
積立投資だけでなく、高配当銘柄への投資をすれば
500万円に対して、毎年20万円の配当金をもらうことだって出来ちゃいます。
保険はあくまでも、保険。
お金を増やすのが目的であるならば
自分で運用するべき!
保険会社に、任せてはいけない。
ちなみになのですが
もしも、「ドルスマートS」を旦那が20代前半の時から始めていたら
払い済み・解約はせずに、将来に備えて継続していたと思います。
なぜなら
死亡保障がついてくるから!
今から「ドルスマートS」を契約して、10年資金拘束されるのは
生活環境が変わる可能性がありリスクだと思うので、これから契約することは考えていません。
あくまでも、20代前半で旦那が契約していれば続けていたなって思います。
ここからは、私を一例に「ドルスマートS」を途中で払い止めにした場合にどうなるのか?について書いていきます。
「ドルスマートS」を4年間で200万円支払って、途中で払い止めにした場合どうなるのか?
4年間続けた「ドルスマートS」を途中で払い済み保険に変更し
元本割れしなくなるのは何年後なのか?など書いていきます。
積立利率年3%が現実的な数字なので、積立利率3%で考えていきます。
4年で「ドルスマートS」を払い済みに!最低保証されている3%の場合
メットライフ生命「ドルスマートS」で4年間支払った200万円がどうなるか?
私の年齢 | 解約返戻金(3%) | 元本との差 | |
---|---|---|---|
5年(払い済み) | 31歳 | 160万円 | -40万円 |
10年 | 36歳 | 182万円 | -18万円 |
15年 | 41歳 | 199万円 | -1万円 |
16年 | 42歳 | 204万円 | +4万円 |
20年 | 46歳 | 223万円 | +23万円 |
30年 | 56歳 | 278万円 | +78万円 |
34年 | 60歳 | 299万円 | +99万円 |
死亡保障:613万円もついてくる。
契約から4年で払い済みにすると
元本割れしなくなるのは契約から16年後になります。
16年後だと、私が42歳の時・・・。
もともと10年間支払うという契約を途中でストップするため
返戻金の金額は、ガクっと落ちます。
驚いたのが、払い済みでも死亡保障はついてくるということ。
4年間で200万円の支払いをして、613万円の死亡保障がある状態です!
まとめ:【保険を解約】メットライフ生命の米国ドル建て終身保険『ドルスマートS』を払い済み保険にした理由
私はメットライフ生命「ドルスマートS」を払い済みにすることに決めましたが
決して、悪い保険とは思っていないです。
日本の保険と比べると、ドルで運用するため
- 返戻金
- 死亡保障
が高いと思います。
しかしながら、私の目的はお金を増やすこと。
お金を増やすことが目的であるため、保険で増やすのではなく
自分で運用していくことに決めました!
『保険は、あくまでも保険。』
ということです。
保険で支払った金額の満額が投資運用に回るのではなく
支払った金額の中から
- 死亡保障の金額
- 運用するための経費
- 営業担当者のインセンティブ(報酬)
などを引いた後の金額が、投資運用に回るため
見えない手数料がたくさん発生しています。
- 自分で投資をして運用ができない。
- 銀行預貯金に預けておくなら、お金を誰かに任せて増やしてもらいたい。
こういった方でしたら、メットライフ生命「ドルスマートS」で
お金を増やす+死亡保障
目的で、契約しても良いとは思います!
私としては、自分のお金は保険会社任せにするのではなく「自分で運用する」の方がいいと思いますが。
あくまでも、保険会社で働いているわけではない私が導き出した結果ですので
もっと詳しく知りたい!という方は
プロに相談してみたほうが考えがクリアになります!
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