こんにちは、りりなです!
本サイトではいままで、ふるさと納税に関しての情報を多数公開してきました。
ふるさと納税はとってもお得な制度なんだけど、実は利用する上での注意点もあるんです。
今回の記事では、ふるさと納税を利用する方が間違えやすい点・気をつけておきたい点についてまとめて解説していこうと思います。
この記事を書いた人
りりな
- 結婚4年で資産3,000万円を達成。投資診断士/資産運用検定2級を取得。
- Instagramフォロワー数27万人超。主婦にやさしい家計管理×投資情報を発信中
- 大学のお金の授業や、マネーフォワード「お金のEXPO」へ講師として登壇。資産運用検定2級の知識を活かし、各証券会社メディア・テレビ・ラジオ番組などへ多数出演
- 著書「主婦にやさしいお金の増やし方BOOK」累計4万部を突破
この記事を書いている私は、投資歴6年以上です!失敗も経験しながら、主婦でもできる堅実な資産運用をしています!将来になんとなく不安がある・・と言うあなたに、分かりやすく資産運用の方法をお伝えしますね!
ふるさと納税で気をつけたい7つのポイント
①節税効果はない
まず初めに確認しておきたいことは、「節税効果はない」と言う点です。
ふるさと納税=住民税の前払い。つまり、税金そのものが安くなっているわけではありません。
寄付金額から自己負担分の2,000円を引いた額が、翌年6月ごろに控除分として戻ってきます!
税金が控除される元は、
- ワンストップ特例:住民税から控除
- 確定申告:所得税・住民税から控除
と、申告方法によって違いがあります。
- 控除:「差し引く」と言う意味。
- ワンストップ特例:確定申告を行わなくても控除を受けられる仕組み。
①確定申告不要な給与所得者である、②年間寄付先が5自治体以内の人が対象となります。
②控除が受けられる時期について
ふるさと納税で控除が受けられるのは、翌年の税金になります。
2021年1月〜12月のふるさと納税
↓
2022年6月以降の住民税から、寄付した金額が12分割にされて
毎月戻ってくる!
ワンストップ特例を利用する方は翌年の1月前半までに、確定申告をする方は2月中旬〜3月中旬の間に手続きが必要になります。
ふるさと納税は1年間を通して毎年行う方が多いよね。
「あれ?スケジュールってどうなんだっけ?」となりがちなので、定期的に確認しておくのがポイント!
③出産がある方は注意
出産の予定がある人は要注意。
医療費が1年間で10万円を超えた場合には「医療費控除」を受けることができますが、この場合は確定申告をする必要があるのでワンストップ特例は利用できません!
妊娠中に通う定期検診にかかる費用の多くは自治体発行のクーポンなどで賄うことができますが、自己負担が発生することもあります。
その他、妊娠中から出産時まではトラブルが付き物です。
「自己負担額が10万円を超えた!」と言う方は結構多いと思いますし、ワンストップ特例が使えないだけではなく控除上限も違ってくる可能性もあります。
出産年のふるさと納税の金額は、少なめにしておくと安心だね。
④住宅ローンがある方は注意
これもよくある質問なのですが、結論から言うと住宅ローン減税とふるさと納税は併用することが可能です。
住宅ローン減税があるとふるさと納税はできない、って思っている方もいるみたい。
できるはできるんだけど、以下の点に注意が必要なんです。
とても簡単に解説すると…
- 住宅ローン減税:メインで控除されるのは「所得税」から。(所得税から控除しきれない場合は住民税から控除)
- ふるさと納税:メインで控除されるのは「住民税」から。(ワンストップ特例を利用した場合)
(確定申告をする際は所得税からも控除)
つまり、ぞれぞれの制度で控除されるメインの部分が違うため、基本的には併用ができると言うことになります。
しかし、注意が必要なのは2つの合計控除額が税金金額を上回ってしまっている場合。
控除分がフル活用できず、ふるさと納税分の自己負担が2,000円以上になってしまうことがあるよ!
このような予期せぬ事態を防ぐためには、事前に詳細シミュレーションを実施しておくのがおすすめ。
「住宅ローンを考慮したふるさと納税の上限額が知りたい!」と言う方はぜひ事前にシミュレーターを利用し、ご自身の上限額を確認しておきましょう。
⑤自己負担額が2,000円ある
「住民税の先払いをするだけだからお得!」と言う情報が先走りした結果、1回の申請で2,000円の自己負担がかかると言うことを忘れがちです。
2,000円が引かれて正しい控除額になっているかどうかは、「住民課税決定通知」から確認することができます。
自己負担分の2,000円を払ってでも欲しい!って思える商品をチョイスできれば問題なし!
⑥控除限度額を把握しておく
ふるさと納税は、ただ闇雲に返礼品を注文していると損失を出してしまう可能性があります。
これを防ぐためには、④でも少し触れたふるさと納税シミュレーションを行っておくのが1番です。
≫かんたんシミュレーションはこちら
≫詳細シミュレーションはこちら
ふるさと納税に使える金額を超えると、ただ単に「寄付しただけ」になってしまいます。
後々になって後悔しないためにも、事前にしっかりシミュレーションをして上限額を確認しておこう!
詳細シミュレーションをしつつ、出た結果よりも少し少なめにふるさと納税をするのがコツです♪
⑦年末ギリギリだと書類が間に合わない可能性あり
冒頭で紹介したワンストップ特例は、面倒な確定申告を避け、かつふるさと納税の恩恵を受けることができる便利な方法です。
しかし注意したい点は、余裕を持って書類の準備をしておくと言う点。
ワンストップ特例を使う場合、翌年1月10日に書類必着という条件があります。1日でも過ぎてしまうと受付をしてもらえません。
つまり、年末ギリギリにふるさと納税をすると書類が間に合わない可能性がある!ということなのです。
間に合わなかったら、確定申告をすればOK。
でも、ワンストップ制度を利用するのであれば余裕を持ってふるさと納税しておくと安心だね!
ルールを把握して、しっかりお得に利用しよう!
今回の記事では、ふるさと納税をする上で知っておきたいこと・注意したいポイントを7つご紹介してきました。
ちょっと良いものをお得にゲットするのにぴったりなふるさと納税。
商品選びに夢中になってしまいがちですが、事前にしっかりと確認しておくべきこともあるということが分かっていただけたかと思います。
ルールさえ把握していれば、本当にお得な制度なの。
上限額に合わせて、ふるさと納税の恩恵を最大限に受けよう!
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