今からジュニアNISAを使うことはできない…けど、ほかにも「子どものための投資」でできることはあるよ♪
詳細は以下の記事で解説しています!
この記事を書いた人
りりな
- 結婚4年で資産3,000万円を達成。投資診断士/資産運用検定2級を取得。
- Instagramフォロワー数27万人超。主婦にやさしい家計管理×投資情報を発信中
- 大学のお金の授業や、マネーフォワード「お金のEXPO」へ講師として登壇。資産運用検定2級の知識を活かし、各証券会社メディア・テレビ・ラジオ番組などへ多数出演
- 著書「主婦にやさしいお金の増やし方BOOK」累計4万部を突破
この記事を書いている私は、投資歴6年以上です!失敗も経験しながら、主婦でもできる堅実な資産運用をしています!将来になんとなく不安がある・・と言うあなたに、分かりやすく資産運用の方法をお伝えしますね!
ジュニアNISAとは?
ジュニアNISAとは、日本在住の0〜19歳(2023年には年齢引き下げ予定)の全ての子どもを対象に、子ども名義の口座で年間80万円の非課税枠投資を行うことができる制度です。
- 投資で得た利益に対して税金の支払いが不要
- ロールオーバーができるため、つみたてNISAのように長期投資が可能
- 相続税の対象外なので税金対策・生前贈与にもなる
- 制度が廃止されるため、2024年以降であればいつでも好きなタイミングで売却・現金化できるようになる
制度廃止に伴って払出制限が撤廃となるため、終了後はいつでも現金化できるようになったというのが大きなメリットです。
今までの制度だと、18歳になるまで引き出せない払出制限があって使い勝手があまりよくなかったの。
でも制度廃止でいつでも引き出せるようになるから、ハードルが一気に下がった感じがするよね!
その他、ジュニアNISAについては以下の記事で解説してます。
「まだジュニアNISAについてよく分かってない…」という方は、ぜひこちらの記事もチェックしてみてくださいね。
ジュニアNISAを始めるまでの流れ
では、早速ジュニアNISAを始めるまでの流れを解説していきます。
ジュニアNISAは親の名義と子どもの名義が絡んでくる関係で、以下の4ステップの手順を踏む必要があります。
手順が多くて大変そう…と思ってしまうかもしれないけれど、この記事の手順と画像を見ながらなら大丈夫!
説明通りにゆっくり口座解説作業を進めてみてね。
ジュニアNISAの始め方を画像付きで解説
①親名義の証券口座開設
まずは、SBI証券で親名義の証券口座を開設します。
今ココ!
SBI証券公式サイトを開き、「口座開設にすすむ」をタップ。
メール認証
口座開設を始める前に、まずはメール認証を行います。
メールアドレスを入力し、「次へ」をタップ。
一度ブラウザを閉じてメールアプリを開くと、SBI証券から認証コードのメールが届いています。
認証コードをコピーして再度ブラウザを開き、番号を入力→「次へ」をタップします。
お客様情報の入力
お客様情報の入力に移ります。
- 氏名
- 生年月日
- 住所
などの親の基本情報を入力します。
ここで入力するのは親の情報!
まだ子どもの情報入力は必要ないので、間違えないように気をつけてくださいね。
特定口座は「開設する」
今後親名義のSBI証券口座を使うときに「特定口座・源泉徴収あり」に設定しておくと確定申告が不要になるので、開設するを選択しておくことをお勧めします。
非課税枠は申し込まない
NISAの開設については、「今は非課税枠を申し込まない」を選択します。
今は親名義の証券口座を「開設する」のみなので、NISA口座に関しての案内はスルーしてOK!
必要なら後からでも申し込めるので、安心してね。
住信SBIネット銀行は作成しておくと便利
SBI証券を利用するのであれば、住信SBIネット銀行を開設しておくと振込手数料の優遇・米国株投資の際の為替コストを最安に抑えられるなどのメリットがあります。
解説は無料ですので、併せて口座開設にチェックを入れておくことをおすすめします。
SBI証券でのTポイント利用設定をする
SBI証券ではTポイントが利用できます。
投資の支払いでも貯める・使うどちらもできますし、口座開設キャンペーンのポイントの受け取りにも必要なので「SBI証券でT ポイントを使う・貯める」の方にチェックを入れておきましょう。
証券口座開設・利用についての規約確認・同意ページが表示されます。
内容を確認したのち、全てのボックスにチェックを入れ「同意する」をタップしてください。
続いて、口座開設方法の選択をします。(画像左)
その場で口座開設手続きが完了する「ネットで口座開設」がおすすめです。
郵送での手続きを選択しても良いのですが、輸送中のタイムラグがある点、書類の記載・コピーの手間があるためあまりおすすめしません。
外国籍の方の場合は、ここで下にあるボックスにチェックをつけてね。
日本国籍の方の場合はここは空欄でOK!
ここまでで、詳細情報の入力は完了です。
- ユーザーネーム
- パスワード
上記の情報は、次のステップで利用します。スクリーンショットを撮るか、メモを取って保存しておいてください。
ネットで書類提出を開始
続いて、親名義の本人確認書類提出に移ります。
ここでもまだ子どもの情報や書類は出てこないよ!
「本人確認書類の提出」をクリックして次に進みます。
提出書類の選択
提出するマイナンバー書類の選択をします。
提出できる書類の選択肢は、以下の3つです。
- マイナンバーカード
- 通知カード
- マイナンバー記載の住民票
マイナンバーカードか通知カードのどちらか手元にある方を選択しましょう。
どちらもすぐに見当たらない、紛失してしまった…という場合は、マイナンバー記載の住民票でも手続きができますので安心して下さい。
口座開設が完了した時の通知を受け取る方法は、メールを選択することで最短で取引が開始できます。
本人確認方法を選択
続いて、本人確認方法を選択します。
銀行と連携させるのは手間がかかるため、「自分の顔をその場で撮影」が早くて便利です。
「次へ」>「撮影に進む」をタップしてください。
この後、
- 本人の顔画像撮影
- マイナンバーカード(または通知カード・住民票)
の撮影を行います。
ガイド付きのカメラが表示されますので、画面のアナウンスに沿って上記2点の提出を行なってください。
ここまでで、証券口座の開設申請手続きが完了しました。審査が完了するとメールにて口座開設完了のお知らせが届きます。
口座開設完了前のこのタイミングでも、口座の初期設定をすることができるよ!
画面に表示されている「初期設定」のボタンをタップして次に進みましょう。
メールアドレスの登録
最初に登録したメールアドレスは、口座開設の認証コードを受信するための一時的なもの。
こちらはSBI証券に登録するメールアドレスですので、普段使っている・きちんと受信できるアドレスを入力しましょう。
家族情報の入力
世帯主との続柄、インサイダーに関しての情報を登録をします。
本人または家族が上場企業に勤務している場合、インサイダー登録をする必要があります。
インサイダー登録は、インサイダー取引(会社の内部事情を知っている人が自社の株を取引し不正行為で利益を得ること)を防止するために必要な情報です。
なお、非上場企業の場合は登録する必要はありません。
振込先金融機関の登録
SBI証券の証券口座に紐付けをする銀行口座を入力します。
上のステップで住信SBIネット銀行を同時申し込みしている場合、まだ口座開設が完了していないと思いますので、とりあえず手持ちの他の銀行を登録してください。
株式投資手数料プランを選択
株式投資をする場合の手数料プランを選択します。
ほとんどの方は1日100万円以上の取引をしないと思うので、「アクティブプラン(100万円まで取引手数料0円)」を選択しておきましょう。
今回はジュニアNISAの開設手続きの説明なので、この部分の詳しい違いは省略します!
投資に対する質問に回答
投資の経験や、それに関する質問に回答します。
分からない・経験がない場合も正直に答えてOK。
iDecoの資料請求確認
iDecoの資料請求も同時にすることができます。
iDecoとは、自分で作る年金のこと。
所得控除に使えるメリットがある反面、一度始めると60歳まで止めることができません。
ここでは資料請求の案内だけ。
不安であればチェックしなくて大丈夫!気になる人だけ資料請求してみてね。
他商品口座開設の有無
最後に、
- 信用口座
- FX口座
- CFD口座
- 先物・オプション口座
- 金・プラチナ口座
の追加口座開設を選択できるのですが、これらは上級者向けの投資。
全てチェックを外してOKです。
今後投資に慣れてきて興味が出てきてからの開設もできるので、必要になった時にまた開設申請をすることをお勧めします。
親名義の証券口座開設完了!
親名義のSBI証券口座、申し込みが完了!お疲れ様でした!
口座開設が完了したら、メールまたは口座開設状況画面にて連絡が来るのでしばらく待ちましょう。
待っている間に、次のステップ「子ども名義の銀行口座開設」に進んでね。
\ここから無料でスタート /
②こども名義の銀行口座を開設
今ココ!
口座開設の完了を待っている間に、子ども名義の銀行口座を作成しましょう。
- 楽天銀行
- ゆうちょ銀行
- その他ネット銀行
など、どこでもOKです。
- SBI証券の住信SBIネット銀行は、未成年口座非対応
楽天銀行のようなネットバンクだと、スマホから送金ができるので個人的におすすめ!
すでに子ども用の口座があり、それをジュニアNISA用に利用できる!という方はそちらを使っても大丈夫です。
③こども名義の証券口座を開設
今ココ!
ここからは子どもの情報入力が出てきます!
- 親名義の証券口座開設
- こども名義の銀行口座開設
この2点の準備が終わったら、いよいよ子ども名義の証券口座開設(ジュニアNISA口座開設)に進みます!
ネットでの情報入力+郵送での書類提出があるよ。
こちらも画像付きで詳しく解説していきます!
まず初めにSBI証券のページを開き、上のステップで作成した親名義の口座にログインします。
「スマートフォン向けページを表示しますか?」のアナウンスで「キャンセル」を選択し、PC用ページを開いてください。
上部メニューの「NISA・つみたてNISA」タブを選択し、オレンジ色のボタン「未成年口座・ジュニアNISA口座の同時申し込みはこちら」をタップします。
SBI証券口座:こども「持っていない」・親「持っている」を選択
まずは基礎情報の入力です。
SBI証券の口座を持っているか?を聞かれますので、
- 子ども→持っていない
- 親→持っている
を選択します。
子どもの情報入力
子どもの個人情報を入力します。
ここは親の情報ではないので注意!
子どものメールアドレス入力
このメールアドレスは、自分(親)の口座に登録したものとは異なるものを入力する必要があります。
Gmailを利用すると無料で即時メールアドレス発行ができるので、口座管理用のメールアドレスを1つ作成しておいてください。
特定口座は「開設する」
子ども用口座も、今後のことを考えて「特定口座を開設する(源泉徴収あり)」を選択しておくのがおすすめです。
その下の部分は
- ジュニアNISAを申し込む
- 特定口座へ配当金を受け入れる
を選択してください。
投資に関する質問
投資に関する質問は、正直に答えてOKです。
子ども名義の銀行口座入力
STEP2で作成した、子ども名義の銀行口座を入力します。
「株式比例配分方式」を選択
スクロールして下の方に出てくる配当金受領方式は、「株式数比例配分方式」を選択してください。
家族の情報を入力
職業や家族の仕事情報などの追加情報を入力します。
ほとんどの子供は働いていないと思うので「無職」または「無職/学生」を選択してください。
世帯主の項目は
- 世帯主から見た続柄「子供」にチェック
- 世帯主の個人情報・職業
- インサイダー情報
を入力してそのまま下にスクロールし、口座開設申込書の発送先を選択します。
ここまでで、ネット上の操作は終了です!
数日すると、最後に選択した発送先に口座開設の申込書が発送されてきますので、しばらく待ちましょう。
書類が到着したら、いよいよ最後のステップです。
口座開設申込書の記入
申込書の記載箇所は、赤枠でガイドがついています。
見本に沿って記入して完成させてください。
書類内に証券口座番号を記載する必要があります。
親名義のSBI証券口座にログイン>お客様情報設定・変更をクリックし、支店-口座番号の数字を申込書に転記してください。
同封する書類について
- 記載した申込書
- 【子ども】マイナンバー記載ありの住民票の写し(またはマイナンバーカードのコピー)
- 【子ども】健康保険証のコピー
- 【親】免許証コピー
- 【親】住民票
上記②〜⑤はあくまで一例です。
それぞれの家庭によって、持っている身分証・提出できる書類は様々。
申込書に同封されている書類に詳しく記載があるので、どれが用意できそうかしっかり確認してね!
我が家の場合
- 私名義のSBI証券でジュニアNISAを始める
↓ - 親権者が世帯主ではない
↓ - 住民票の写しではなく、「戸籍謄本」を用意した
というケースもあります!
親や親族と同居している方などは、何が必要になるかしっかりチェックしましょう。
書類が用意できたら、全て同封してポストに投函します。
あとは完了通知を待つだけ!
結構時間がかかるけど、子ども名義のログイン情報が記載された書類が返送されてくるよ。
ここまで来たら、やっとジュニアNISAが始められるね。
お疲れ様でした!
④ジュニアNISA開始
今ココ!
口座開設手続きが終わったら、ジュニアNISA口座で投資を始めることができます
取引資金の入金の準備として、子ども名義の銀行口座にお金を入れておきましょう。
資金の流れは以下の通りです。
親銀行→子ども銀行→子どもSBI口座 という流れですね!
子どもの銀行口座に資金を移動させたら、子ども名義のSBI証券口座にログインします。
ログイン情報は、口座開設完了時に郵送されてきた書類の中に入っているよ。
「入出金・振替」タブをクリックすると、一番上に即時入金ができる金融機関が表示されうます。
「振込指示確認」に進むと各銀行のログイン画面になるので、ここから送金を進めてください。
いくら入金すれば良いかな?
ジュニアNISAの上限金額は80万円。
満額入れてもいいし、もちろんもっと少ない金額でもOK!
SBI証券の口座開設完了と、ジュニアNISA口座開設完了にタイムラグがあるので注意してください。
投資信託を買う方法
上部メニューの投信>ランキングを選択すると、「ジュニアNISA買付余力」が表示されます。
余力があることを確認し、購入手続きに進みましょう。
- 積立設定をして購入し続ける:積立買付
- まとまった金額を指定して一度のみ買う:金額買付
のどちらかがお勧めです。
今回は、毎月積み立てでの設定方法を紹介していきます。
積立買付の購入方法
入力が完了し確定ボタンを押すと、買付設定が完了します。
下の画面のように「NISA(ジュニアNISA)」となっていることを確認してね!
これで、ジュニアNISAの口座開設手続きから購入までの全ての工程が終了しました!
お疲れ様でした!
一緒にコツコツ資産運用頑張ろう!
【動画】銘柄の買い方について
以下の動画で、ジュニアNISAで投資信託を購入する方法を詳しく解説しています。
購入画面の細かい選択肢でどれを選ぶべきなのか?という点も紹介しているので、投資信託の購入を検討している方はぜひチェックしてみてください!
2023年がラストチャンス!ジュニアNISAを有効活用しよう
今回の記事では、ジュニアNISAの口座開設から銘柄買付までの全ての工程について解説してきました。
長くなってしまいましたがここまで読んでくださった方、ありがとうございます!
これを見ながら口座開設を進めた方は迷わずジュニアNISAの口座開設ができたかと思います。
冒頭でもお伝えした通り、ジュニアNISAは今年と来年の2年間、トータル160万円の枠が活用できるラストチャンスになっています。
非課税枠は、NISAならではのとてもお得な制度。
- 子どもの将来のため資産形成をしておきたい
- 税金分の支払いが不要な非課税枠を利用してお得に投資をしたい
このような方は、この機会にぜひジュニアNISAを活用してコツコツ資産形成を始めてみて下さい!
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