「日本各地の美味しい特産品がお得に食べられる!」と人気急上昇中のふるさと納税。
食べ物以外にも日用品や家電、子ども用品、カタログギフトなど様々なカテゴリの商品から欲しいものを選ぶことができます。
このようにお得がたくさんのふるさと納税なのですが
- 自分の正確な上限額を知らなかった!
- 欲しいものがありすぎた…
などの理由から、上限額をオーバーしてしまうということも考えられますよね。
結論から言うと、上限額をオーバーしてしまったとしても「全額自己負担」にはなりませんので安心して下さい!
今回の記事では、「オーバーしてしまったときに少しでもお得にする方法」もご紹介していきます。
それでは、行ってみましょう!
この記事を書いた人
りりな
- 結婚4年で資産3,000万円を達成。投資診断士/資産運用検定2級を取得。
- Instagramフォロワー数27万人超。主婦にやさしい家計管理×投資情報を発信中
- 大学のお金の授業や、マネーフォワード「お金のEXPO」へ講師として登壇。資産運用検定2級の知識を活かし、各証券会社メディア・テレビ・ラジオ番組などへ多数出演
- 著書「主婦にやさしいお金の増やし方BOOK」累計4万部を突破
この記事を書いている私は、投資歴6年以上です!失敗も経験しながら、主婦でもできる堅実な資産運用をしています!将来になんとなく不安がある・・と言うあなたに、分かりやすく資産運用の方法をお伝えしますね!
そもそも「ふるさと納税」って何なの?
ふるさと納税は、簡単に言うと税金の先払いをする代わりに「返礼品」という商品をもらうことができる仕組みです。
- 来年支払うべき税金の先払い(=自治体への寄付)ができる
- 税金の先払いをする先は日本国内の様々な自治体。どこを選んでもOK!
- 先払いをすると「返礼品」と呼ばれる商品(食べ物や日用品など)が受け取れる
- しかし!自己負担額2,000円がかかる(先払いのための手数料のようなもの)
ふるさと納税をしなければ、翌年普通に税金を払うだけ。
しかし年内にふるさと納税をしていれば、翌年の税金は支払わなくてOK(先払い済みということで控除される)な上に返礼品がもらえるのです。
お得すぎる制度だから、やらないと普通に損!
自己負担は一箇所2,000円ではなく「1年間で2,000円」なので、トータル2,000円相当以上のものをもらえればOKだね。
詳しくはこちら!
ふるさと納税をする前に知っておきたい「限度額」のハナシ
ふるさと納税には限度額がある、という話はご存知でしょうか?
そんなにお得なら今すぐ始めたい!
でも、いくらまでならOKって決まりや、対象外になる条件とかはないの?
実は、ふるさと納税の金額は各家庭によって様々なので「〇〇円まで!」ということは言えないんです。
とりあえず、ここでは一例だけご紹介しますね♪
年収額 | 限度額 |
---|---|
300万円 | 2.8万円/年 |
400万円 | 4.2万円/年 |
500万円 | 6.1万円/年 |
これはあくまで「独身・住宅や医療などの控除なし」の場合。
家族構成や公助の状況によってもかなり違ってくるので、シミュレーションが必須です!
限度額の確認方法
ふるさと納税のシミュレーションは、楽天証券公式サイト(マイページログイン後画面)から行うことができます。
シミュレーション画面では、以下のような項目を入力する必要があります。
直近の源泉徴収票を手元に用意してね!
もし今手元にない人は去年分を会社からもらうか、今年分の配布がされてからシミュレーションしてみよう。
【注意】限度額が変わることもある
上のシミュレーションで出した金額は、あくまで「シミュレーション」。
ふるさと納税の上限額はその年の収入・控除によって決まるものです。
毎年同じような経済状況のお家はあまり心配ありません。
しかし、年の途中に「収入が減った」「控除が増えた」という方は注意が必要なんです!
- 転職をして収入に変化があった
- 年末のボーナスが予想よりも少なかった
- iDeCoを始めた
- 出産を含めた医療費がたくさんかかっており、医療費控除を申請する予定
- 住宅ローン控除1年目
このような方は、例年よりも寄付金額の上限が下がる可能性が大きいと言えますね。
今年分の源泉徴収をもらうまでは、予想上限金額よりも少なめに寄付をしておくのがポイントです。
限度額オーバー=全額損ではない!
ここまで解説してきた通り、ふるさと納税は人によって上限額が設定されているのですが…
「うっかりオーバーしてしまった!」なんて方も中にはいらっしゃいます。
うっかりオーバーは誰にでもあり得る!
ここで知っておいて欲しいのが、オーバーしてしまった時は確定申告をすれば一部が返ってくるという点です。
オーバーしてしまった時、ワンストップ特例(書類を郵送するだけでOKな制度)で済ませてしまうのは損。
実は、ふるさと納税の上限額を超えてしまった金額も確定申告書類の中にある「寄附金控除」には適応になるのです!
①オーバーしてしまった時、申告額はいくらで申請すれば良いの?
限度額4万円の方が5万円のふるさと納税をしてしまった場合
→確定申告を行い、「寄附金控除」の欄に「50,000円」で記載して提出!
オーバーした金額が全額戻ってくるわけではないんだけど、一部でも戻ってくるのなら嬉しいよね!
②ワンストップ特例制度の利用はNG?
寄付した金額に関わらず、ワンストップ特例制度で種類の提出をすることは可能。しかしこのケースの場合は、損をしてしまうことになります。
- ワンストップ特例を利用
…控除されるのは住民税からのみ。控除上限(=ふるさと納税の上限額)を超えてしまった場合は自己負担になる。 - 確定申告をした場合
…住民税の他に、所得税からの「寄付控除」が受けられる。控除の枠が増える=自己負担額が減る、と言う仕組み。
住民税・所得税と聞いてもピンとこない方は多いはず。
ここで実際の金額を例に挙げて見てみましょう!
課税所得400万円の人が、ふるさと納税上限を1万円分オーバーしてしまったら?
ワンストップ特例だと
住民税のみから1,000円控除が受けられる。
→9,000円が自己負担となる。
確定申告をした場合
住民税+所得税からの控除が合計で約3,040円受けられる。
→自己負担は6,960円!
数千円だったとしても、確定申告をした方がお得なんだね。
今後ふるさと納税を続けるのであれば絶対に知っておきたい知識!
ふるさと納税の始め方と流れ
ふるさと納税の大まかな流れは、以下の通りです。
- シミュレーションをして「自分の寄付上限額」を知る
- 楽天市場などを利用し、ふるさと納税先を決めて寄付をする(複数OK)
- 寄付後、返礼品と「寄附金受領証明書」が届く
- ワンストップ特例または確定申告を行う
- 翌年の税金から控除される!(分かるのは翌5〜6月頃)
それぞれを簡単にご紹介します!
楽天市場の「ふるさと納税」特設ページなどから返礼品を選びます。
安くて数千円から様々な商品があるので、まずはチェックしてみてくださいね!
ふるさと納税の仕組み上、通常販売されている価格よりも高めに設定されています。あくまで寄付に対するお礼と言う位置づけであることを忘れないようにしましょう!
「全てトータルで2,000円(自己負担額)以上の価値になるか?ということを考えながら選ぶのがポイントです。
寄付が完了すると、自治体からお礼の品が送られてきます。
発送時期はものによって様々。
食べ物であれば旬になってからの発送だったり、年間3回の定期便になっていたりすることもあるので要チェック!
基本的には郵送だけで手続きが完結する「ワンストップ特定」を利用するのがおすすめです。
上限額を超えてしまった方、元々確定申告をする予定だった方は確定申告書類の提出でOK。
- ワンストップは年内に提出(1月初旬に必着)
- 確定申告は年が変わった後の2〜3月
と、それぞれの手続きのタイミングが違うので注意しましょう。
申告が終わり、翌年の税金額決定通知で控除の内容を確認することができます。
書類の提出から数ヶ月〜半年の開きがありますが、寄付額−2,000円(自己負担額)が控除されているかきちんと確認しておきましょう。
これで、ふるさと納税の一連の流れが終わります。
これを毎年繰り返すことになるよ!
ふるさと納税のおすすめ返礼品
ふるさと納税でおすすめなものといえば「食べ物」なのですが…
僕も楽天ふるさと納税をのぞいてみたんだけど、返礼品の数が多すぎで決めきれなかった!
何が美味しい、とかリアルな口コミがわかるといいんだけどなぁ…。
正直、当たり外れは確かにある!
私が何年もふるさと納税を利用してきた中で「これは美味しい」とリピートしているものを厳選・紹介した記事を貼っておきます♪
どれも自信を持ってみなさんにおすすめできるものばかりで、美味しすぎて即売り切れ!なんてものもあるので、ぜひ在庫があるうちに早めに納税をしてくださいね。
おすすめ返礼品はこちら
ふるさと納税を完全攻略したいならコレ!
「ふるさと納税を始めてみたいけど、いまいち不安…」という方に向けて、当サイトオリジナルの「ふるさと納税完全攻略ガイド」を用意しました。
ふるさと納税歴5年以上の私が、初心者さんにもわかりやすいように画像をたっぷり掲載して解説しています。
無料のPDFが見られるので「まだふるさと納税を始められていない」という方は要チェック!