お金を貯金・管理するためには銀行口座を使うことが一般的ですが、「貯金用と給料の振込用の銀行口座が欲しい…」と思う方は多いはず。
以前は1人で複数の銀行口座が持てた時代もあったようですが、現在の日本では原則「1つの銀行で1人1口座のみ」というのが一般的になっています。
そこで今回の記事では、
- 同じ銀行で複数の普通預金口座が開設できない理由
- 1人で複数の口座を開設・管理する方法
をご紹介していきたいと思います。
この記事を書いた人
りりな
- 結婚4年で資産3,000万円を達成。投資診断士/資産運用検定2級を取得。
- Instagramフォロワー数27万人超。主婦にやさしい家計管理×投資情報を発信中
- 大学のお金の授業や、マネーフォワード「お金のEXPO」へ講師として登壇。資産運用検定2級の知識を活かし、各証券会社メディア・テレビ・ラジオ番組などへ多数出演
- 著書「主婦にやさしいお金の増やし方BOOK」累計4万部を突破
この記事を書いている私は、投資歴6年以上です!失敗も経験しながら、主婦でもできる堅実な資産運用をしています!将来になんとなく不安がある・・と言うあなたに、分かりやすく資産運用の方法をお伝えしますね!
同じ銀行で複数の普通預金口座が「原則作れない」理由
まずは、同じ銀行で複数の普通預金口座が原則作れない理由をご紹介していきます。
①不正・犯罪対策
1つ目の理由は不正・犯罪対策です。
犯罪の温床とならないため銀行各社が積極的に規制を強化したことが、結果的に「1人1口座」という形になっているのです。
②休眠口座対策
銀行口座の開設や維持には、少なからず銀行側のコストがかかっています。
口座をたくさん作るだけ作って休眠状態にされてしまうと銀行側にメリットがないため、むやみに口座を増やされないようにするためにも1個1口座までの制限をかけているという意味もあるようです。
複数の口座を開設・管理する方法
上記の理由により原則1人1口座となっている銀行口座ですが「複数の口座でお金を管理したい」と考える方も多いはず。
そこでここからは、1人で複数の口座を開設・管理する方法をご紹介していきます。
①別の銀行で口座を開設する
1人1口座と決まっているのは、あくまで「同じ銀行」での場合です。
つまり、
- A銀行に1口座持っている状態で
- B銀行に新規口座開設をする
- さらにC銀行で新規口座開設をする
このような方法であれば、問題なく銀行口座を増やせるということです。
②「小口座」が使えるネット銀行を利用する
①の方法だと「手持ちの銀行そのものが増えてしまって管理が大変」と思う方もいるでしょう。
そのような場合は、1つの口座の中にさらに「小口座(目的別口座)」を作ることができるネット銀行がおすすめです。
小口座を作れる代表的なネット銀行としては、
- GMOあおぞらネット銀行:使い分け口座
- 住信SBIネット銀行:目的別口座
が有名です。
私は、住信SBIを愛用しているよ♪
③事情によっては同一銀行で2口座作れる銀行も
常陽銀行のホームページに、以下の内容が掲載されていました。
【口座開設】現在持っている普通預金口座とは別に、同じまたは別の支店に普通預金口座(2口座目)を作る事は出来ますか?
申し訳ございませんが、個人名義の普通預金口座(総合口座含む)は、原則として、お1人様につき、当行内で1口座とさせていただいております。
(引用:常陽銀行-よくあるご質問)
なお、給与振込・口座振替等で専用口座の作成を指定されているなど、事情がある場合は、作成を希望される営業店に事情をお申し出ください。
※当行内で原則1口座なので、保有している口座店以外の他の支店でも同様のご対応となります。
「原則は1人1口座だけど、事情がある場合は検討してもらえる」という内容のようですね…!
地方銀行であり、かつ個別の事情による審査となるためハードルは高めですが、中にはこのような条件を設けてくれている金融機関もあるよう。
どうしても事情があって…という場合は、ダメ元で問い合わせしてみるのも一つの方法かもしれませんね。
まとめ
今回は、1人で同一銀行に複数の銀行口座を持てるのか?という点についてピックアップしてお話ししてきました。
- 管理ができるだけしやすいように
- かつ、複数口座を持ちたい
このようなケースでは、やはりネット銀行を使うのが最適解になりそうです。
住信SBIネット銀行は、SBI証券と紐付けて使うことができるのでとても便利。
持っていて損はない銀行口座だと思います!