【2024年からの子どもの投資】超初心者向け!今更聞けない基礎知識 | カケマネ
2024年、新NISAスタートのタイミングで「未成年が使えるNISA制度(ジュニアNISA)」が廃止になってしまいました。 このタイミングで「子どもの投資」について考え始めるマ…
子どもの投資、目的は大きく分けて二つ
2024年以降「子どもにも投資を!」と思った時、その理由は大きく分けて以下の二つになると思います。
- 学費など、あくまで「親がこどものために支払う」ために運用したい
- 子どもが独立した後の金融教育や、将来のプレゼントにするため運用したい
こどものため…という点は同じなのですが、上記2つのケースでは「どの口座で運用すべきなのか」が変わってきます。
りりな
お得に運用するなら、しっかりと先を見据えて資金を入れる口座を選ぼう!
①学費として「親の管理下」で使うなら
以下の条件を見た時、お得に運用できるのはどちらでしょうか?
- 親名義のNISA口座:1名義あたり1,800万円(年間360万円)まで、利益に対する税金の支払い不要で投資できる
- 子ども名義の特定口座:利益に一律約20%の税金がかかる
親名義の口座で運用した方が、利益が出た時税金が引かれないので有利だと言えますよね。
投資の目的が、例えば
- 受験費用
- 習い事にかかる大きなお金
- 塾代(夏季・冬季講習などは数十万円単位で必要なことも)
- 入学金
など子どもが学生時代に必要なお金であれば、これは「 ” 親が ” 支払う教育費」。
教育費の出所は親の財布なので、わざわざ子ども名義の特定口座で運用して税金を取られるよりも、親名義の非課税のNISA口座で運用した方が絶対に有利ですよね!
ジュニアNISAの枠がなくなった2024年以降、親の非課税枠は計画的・優先的に使っていくのがオススメ!!
②緊急教育・プレゼント目的なら
対して、
- 教育資金の用意はそこまで心配していない
- 大人になった時に子どもにあげたい
- 金融教育をしたい
これらの場合は、非課税枠がなかったとしてもこども名義の口座で運用してあげる選択肢もありだと思います。
利益確定時・配当振込時に税金分引かれてはしまいますが、素晴らしい教育の機会・プレゼントになることは間違いありません!
ただし、このケースでは後々渡す時に「成人時一括で渡した」と判断され贈与税が絡んでくることがあるので注意が必要。
私は税の専門家ではないのでここで詳しくアドバイスすることはできませんが、年間110万円の贈与額を超えない(お小遣い・お年玉含め)、毎年贈与契約書を書面で作成して残してあげるなどで贈与税の対策ができます!
気になる方は、ネット上で専門家の方が詳しく解説してくれているサイトがたくさんあります。ぜひ調べてみてくださいね。
まとめ
- 子どもが親の元を巣立つ前に使う資金(教育費)なら、親名義のNISA口座で運用
→非課税の恩恵が受けられる! - 金融教育やプレゼントとしてあげたいならこども名義の特定口座で
→利確・配当受取時に自動で税金約20%が引かれる。贈与税対策もある程度必須 - 投資のことが全く分からず不安なら、まずは投資信託からがオススメ
→プロが代行運用してくれる株の詰め合わせパック! - 個別株を買うなら優待株(100株〜優待あり)、配当株(1株〜配当あり)で、安定的な運用を目指す!
→子どものためのお金で、ハイリスクハイリターンかつ頻繁な売り買いはしない方が良さそう