米国の配当・利益には税金がかかる=完全に非課税にはならない
高配当企業が多く、配当・分配金の支給回数も多い米国株・ETF。
日本の新NISA口座でも非課税で投資ができる!と話題ですが…実は厳密にいうと、完全に非課税にはなりません。
なぜかというと「米国株からの配当金」が出た場合、アメリカに税金を払う必要があるためです。
- 売却益…安く買って高く売るときに出る利益。
- 配当金…米国株からの配当金のみ、10%の税金をアメリカに支払う必要がある。NISA口座なら日本への税金はかからないが、アメリカへの納税が発生!
本来(課税口座では)米国株の配当金は「二重課税=確定申告で税金が戻ってくる」はず。
しかし新NISAを利用していると、日本では税金がかかっていない=二重課税ではないので確定申告をしても戻ってこないということなんです。
りりな
アメリカに支払う税金は、証券会社の方で計算・自動的に引かれていきます!
特別確定申告など必要ないので安心してね。
【ポイント】
新NISAを使っても、米国株は「配当金分のみ」10%の税金をアメリカに支払う必要がある!
米国高配当株投資をする予定の人は、年間配当金を計算するとき「税引き前」「税引き後」で金額が10%変わるので、あらかじめ理解しておきましょう。
NISA口座と課税口座、どっちが得なの?
「NISA口座で課税されてしまうなら、最初から課税口座でも良いのかな?」と思う方もいるかもしれません。
そこで、課税口座で買うときと新NISA口座で買う時の比較を見てみましょう。
課税口座 (特定口座など) | NISA口座 | |
---|---|---|
配当金 | 米国:なし 国内:20.315% | 米国:なし 国内:なし |
売却益 | 米国:10% 国内:20.315% | 米国:10% 国内:なし |
…圧倒的に、新NISA口座で買った方がお得であることが分かりますね♪
新NISA、どの証券会社でやるべき?
「新NISA、どの証券会社でやれば良いか分からない…」
と迷っている方へ!1番簡単な選び方のポイントは以下の通りです!
迷ってしまって、なかなか始められずに時間だけが経過…ってなるくらいなら、楽天証券でOK!
証券会社選びで足踏みするよりも「行動すること」が1番大切です。
新NISAの始め方については、以下の記事で詳しく解説しています。ぜひチェックしてみてください。
【完全保存版】これで完璧!新NISAの始め方を、画像付きで分かりやすく解説! | カケマネ
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