「つみたてNISAを始めたい!」と思って行動し口座開設が完了した方が次に知りたいのが、「どの銘柄を買えばいいんだろう?という点ではないでしょうか。

つみたてNISAの口座を開設したんだけど、いざ注文するとなると何を買えば良いのか分からないなぁ…。



そうだよね。でも、つみたてNISAを始める投資初心者さんは皆そんな感じだから大丈夫。
これから説明するから、安心してね!
今回の記事では、
- 投資タイプ別・銘柄選びのコツ
- 初心者さんにおすすめなインデックスファンド銘柄
について解説していこうと思います。
つみたてNISAとは
つみたてNISAとは、
- 毎日100円から積み立て投資が可能
- 利益に対する税金の支払いの必要なし
という、少額からでも将来のための資産形成をしたいという方向けの新しい投資方法です。



つみたてNISAの概要や利益が出る理由は、下の記事で解説しているよ。




つみたてNISA銘柄選びのコツ


つみたてNISAで購入するのは投資信託ですが、投資信託はざっくりと「インデックスファンド」「アクティブファンド」の2つに分けることができます。



インデックスと、アクティブ…?



簡単に説明すると、一般的には『インデックス=ローリスクローリターン』『アクティブ=ハイリスクハイリターン』と捉えられているよ。
「投資」と一言で言っても
- とにかく安定した投資をしたい
- 多少リスクをとってでも大きめの利益を期待したい
- 守りつつ、少し攻めた投資をしたい
など、人によって投資のモチベーションや方向性は様々ですよね。
そこでおすすめ銘柄を紹介する前に、まずはそれぞれの投資タイプについてを解説していきたいと思います。
①慎重派のあなたは「インデックスファンド」
投資に対して慎重な気持ちを持っているあなたは、『インデックスファンド』を積み立てるのがおすすめです。
インデックスとは、指標のことを指します。そして指標とは、よくニュースなどで耳にする日経平均株価、ダウ平均株価などの株価指数の他、債券指数、REIT(不動産投資信託)指数、コモディティ指数などのことです。
これらの指標の過去の値動きを見ると、短期的な下落はあるものの比較的ゆっくり右肩上がりになっていることがわかります。
つまりインデックスファンドとは、これらの指標に連動した動きを狙うものなので、長期的に持っていると20年後には経済成長に伴い上昇している可能性が高いと言われているのです。
また、インデックスファンドは信託報酬が低めに設定されている傾向にあります。
これは、ファンド内に組み入れられている銘柄が指標への影響度に応じた割合となっており入替が少ない=運用の手間が掛からずコストが掛からないという理由から低く設定されているのです。
具体的な実例として、eMAXIS Slim (S&P500)というインデックスファンドの内容を見てみましょう。
組み入れられている投資先は、多い順に
- マイクロソフト(6.0%)
- Apple(5.9%)
- アマゾン(3.7%)
となっています。
これらの安定している大企業がすぐに倒産したり、株価が半分以下になったりすることって、あまり考えられないと思いませんか?
とはいえ、価格が下がる可能性もゼロではありませんよね。これが投資です。
インデックスファンドは、こうした安定した投資先を多く組み入れた銘柄であるということを理解していただけたでしょうか。



世界は成長を続けているから、指標に連動するタイプのインデックスファンドは20年後に値上がりしていることが期待できるよね。
だから私は、多少下がっても売却せずにずっと持っているつもり!



確かに!今よりももっと世界の技術が発展する→企業がたくさん儲かる→株価が上がる→株価平均指数も上がる ってことだね。
コツコツ積み立て投資こそ正義かもしれない!
②ハイリスク・ハイリターンを狙いたいあなたは「アクティブファンド」
アクティブファンドとは、簡単に言うと『指標以上の収益を目指す銘柄』のことを指します。
運用している会社のファンド管理者が、その独自の見通し・判断で株などの購入・売却の判断をし実行します。
情報収集やファンドの中身の入れ替えを行うために手間やコストがかかるため、インデックスファンドよりも信託報酬が高めに設定されていることが多いです。
③守りつつ攻めたいあなたは「どっちも購入」もOK!
「せっかくの投資だから、リスクをとっても大きなリターンを得たい!」という方もいると思います。
このような場合は、両方購入するという手もアリ。



両方購入する場合でも、インデックスの割合を多めにしておくのがおすすめだよ。
アクティブファンドは大きめの利益が期待できる反面、損失方向に傾いた時は一気に資金が減ってしまうことも…。



アクティブファンドを買うのなら、リスクについては特にきちんと理解しておこうね。
④決めきれないあなたは、インデックスファンドから検討を
ここまで読み進めてみて『どうしよう?』『どっちにすれば良いのかな?』と迷っているあなたは、まずはインデックスファンドから購入してみるのがおすすめです。
初心者さんにインデックスファンドがおすすめだと言われている理由は、以下の4つです。
- 信託報酬(手数料)が安い
- 投資の知識がなくても始めやすい
- 過去の運用成績が良い
- 値動きが比較的安定しており、わかりやすい
アクティブファンドは、ジャンルごとに投資対象が別れています。
例えば、「ドローン特化のアクティイブファンド」に、全く知識がない初心者さんが投資するのはどうでしょう。今後、ドローンの市場はどうなっていくと思いますか?
つみたてNISAは「投資に関する知識があまり必要ない」とはいえ、アクティブファンドに投資する際、そのジャンルに対するある程度の知見は必要となります。
これらのことから、投資に関して全くの初心者さんに関してはインデックスファンドから購入するのがおすすめだと言えるでしょう。



初めはインデックスから始めて、投資知識がついてきた時にアクティブファンドを追加していくのも良いと思うよ!
インデックスファンドのおすすめ銘柄5選


楽天証券で購入できるインデックスファンドは、2022年2月現在で117銘柄が用意されています。



117個も!?
全部買うわけにいかないし、どうしよう…。どれにすれば良いのかな?



すごい数だよね。
でも安心して!ここからは楽天証券のランキングをもとに、初心者さんでも購入しやすいおすすめ銘柄を紹介するね。
①eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)は、米国の指標であるS&P500と連動することを目指すファンドです。
過去の値動きを見ると短期的な下落はありますが右肩上がりな状態が続いている上に、今後も米国の経済発展の伸び代は大きいとされているため、今後の成長が期待できると見ている方も多いようです。
連動目標指標 | S&P500 |
投資対象 | 株式 |
楽天ファンドスコア | 5/5 |
投資対象国・地域 | 北米 |
信託報酬 | 0.0968% |
上位組入銘柄 | ①MICROSOFT(6.0%) ②APPLE(5.9%) ③AMAZON.COM(3.7%) ④ALPHABET INC(2.2%) ⑤TESLA(2.2%) |



組み入れ上位銘柄には、世界の名だたる大企業がたくさん!
インデックスファンドなだけあって、安心感があるよね。
②eMAXIS Slim 全世界株式(オールカントリー)
eMAXIS Slim 全世界株式(オールカントリー)は、MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックスと連動することを目標としたファンドです。
連動目標指標 | MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックス |
投資対象 | 株式 |
楽天ファンドスコア | 4/5 |
投資対象国・地域 | 日本を含む52カ国・地域 |
信託報酬 | 0.1144% |
上位組入銘柄 | ①APPLE(3.6%) ②MICROSOFT(3.3%) ③AMAZON.COM(2.2%) ④TESLA(1.2%) ⑤ALPHABET INC(1.2%) |



順番は違うけど、S&P500インデックスと上位組み入れ銘柄が同じだね。
S&P500と違う点は、投資対象が世界中であるという点です。
「アメリカに限定的にするのはちょっと不安」という方にとっては、リスク分散のためにもおすすめできるファンドです。
③楽天・全米株式インデックス・ファンド(VTI)
楽天・全米株式インデックス・ファンド(VTI)は、CRSP USトータル・マーケット・インデックスという指標に連動することを目標としたファンドです。
連動目標指標 | CRSP USトータル・マーケット・インデックス |
投資対象 | バンガード®・トータル・ストック・マーケットETF |
楽天ファンドスコア | 5/5 |
投資対象国・地域 | アメリカ |
信託報酬 | 0.132% |
上位組入銘柄 | バンガード®・トータル・ストック・マーケットETF |
こちらのファンドの直接的な投資先は、バンガード®・トータル・ストック・マーケットというETF(上場投資信託)です。
つまり、間接的にバンガード®・トータル・ストック・マーケットETFの組み入れ銘柄に投資することになるのです。



投資信託の中に、上場投資信託…?



なんで?って思う方も多いかもしれないけれど、とりあえずその投資先の内容さえしっかり理解しておけば大丈夫!
下に、バンガード®・トータル・ストック・マーケットETFの組み入れ銘柄を紹介しておくね。
バンガード®・トータル・ストック・マーケットETF組み入れ上位銘柄
- APPLE
- MICROSOFT
- AMAZON.COM
- TESLA
- ALPHABET INC
- Berkshire Hathaway
定期的に入れ替え・リバランスされます。
④楽天・全世界株式インデックス・ファンド(VT)
楽天・全世界株式インデックス・ファンド(VT)は、FTSEグローバル・オールキャップ・インデックスという指標に連動することを目標としたファンドです。
連動目標指標 | FTSEグローバル・オールキャップ・インデックス |
投資対象 | 株式 |
楽天ファンドスコア | 4/5 |
投資対象国・地域 | 日本を含む先進国・新興国47ヵ国 |
信託報酬 | 0.132% |
上位組入銘柄 | バンガード®・トータル・ワールド・ストックETF |
こちらも、上で紹介した楽天・全米株式インデックス・ファンドと同じように、投資先はETFというものです。
これ1本で47ヵ国に投資できるので、 「より世界中の沢山の国に投資をしたい」という方にはおすすめのファンドです。
⑤eMAXIS Slim 先進国株式インデックス
最後に紹介するeMAXIS Slim 先進国株式インデックスは、MSCIコクサイ・インデックスという指標に連動することを目標としたファンドです。
連動目標指標 | MSCIコクサイ・インデックス |
投資対象 | 株式 |
楽天ファンドスコア | 5/5 |
投資対象国・地域 | 日本を除く22カ国・地域 |
信託報酬 | 0.1023% |
上位組入銘柄 | ①APPLE(4.4%) ②MICROSOFT(4.0%) ③AMAZON.COM (2.7%) ④TESLA(1.5%) ⑤ALPHABET INC(1.5%) |
こちらは、日本以外の世界に投資したい方におすすめ。



最近の日本株って、伸びがあんまりよくないんだよね。
日本よりも世界に投資したい!って方は、こちらの銘柄を組み入れておくのも良いと思います。
自分の投資タイプを考えて、ぴったりなファンドを探そう
今回の記事では、
- 投資タイプ別・銘柄選びのコツ
- 初心者さんにおすすめなインデックスファンド銘柄
に関してお伝えしました。



銘柄選びが不安だったけど、今回の話で選び方が分かってホッとしたよ。
僕は資産を守っていきたいから、インデックスファンド一択!



私もインデックスファンド派!
つみたてNISAはどちらかというと『守りの資産』なので、過去の実績がありこれからも期待できるインデックスで、ゆっくりコツコツ資産形成していけると良いよね。
つみたてNISAは、少額をコツコツと長時間かけて積み立てるからこそ、時間を味方につけて(=複利の効果)資産を増やすことができます。



いつ始めるのが正解?と聞かれることが多いですが、答えはいつでも『今すぐ』!
価格が落ちているところで買うと、同じ金額でもたくさん買えるんだよ。
そのまま20年間持ち続けて、価格が上がっていけば…!?




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