2024年9月8日。
私が運営をしている資産運用コミュニティ
「りりなのマネハピ部」のオフ会のなかで
私が
「投資家マインドを息子に引き継ぎたい」
って思っている理由を
思い出させてくれた出来事がありました。
本来、このお話は
ブログとしても、SNSの発信としても
世の中に出そうとは思ってなかったです。
でも、2024年9月8日のオフ会の日に
とある、りりなーさんの話を聞いて
考えが変わり、この記事を書いています。
今、投資をしているすべての人に
知って欲しい内容。
私がずっと後悔している
我が家の相続についての話です。
あなたが持っているその資産を
大切な誰かに譲るその時までに…
しっかり考えてあげて欲しい内容です。
2024年9月8日、銀座にて
この日は、東京・国際フォーラムで
SBI証券の「資産運用フェス」が行われた日。
りりなも登壇させていただいていて、
その日の夜にそのまま、近くで
マネハピ部のオフ会を開催しました。
オフ会には50名くらいのりりなーさんが
集まってくれたのですが、
その中で、1人のりりなーさんと話したんです。
年齢は20代くらいかな?
私よりも若くて可愛らしい女の子でした。
その子は、私に会って涙をぽろりと流しつつも
とある話を打ち明けてくれました。
「りりなさんに出会えたことに
感謝してるんです」
りりなと出会えて、後悔のない遺産相続ができた
その20代くらいのりりなーさんは
こんな話をしてくれました。
少し前にその子のおじいちゃんが
亡くなってしまったそうで、
その子のご両親が
遺産相続をすることになったそう。
いざ遺産の内訳を見てみたら、
遺産の中におじいちゃんが
保有していた株があったらしいんです。
でも相続を受ける親族一同、
投資の知識なんてない…。
知識がないから、誰も判断できない。
でも、あまり時間をかけることもできない。
こんな状況で
株の相続をどうすればいいのか?って
悩んでいた時に、
その子が私のインスタを
見つけてくれたみたいなんです。
そのあと、
私の発信を見たことをきっかけに
投資について学び始めることになって、
最終的に相続の話は
期間内になんとかなったみたいで。
「りりなさんに出会えてなければ、
どうなってたかわからない。」
「あの時ちゃんと判断ができなかったら、
後悔することになっていたかも…。」
「あのタイミングで、
りりなさんに出会えて本当によかった。」
っていうことを言ってくれたんですね。
・・・
この話を伝えてくれた時に、
私はふと「ある事」を思い出して、
そのりりなーさんにこうやって伝えたんです。
「おじいちゃんが残してくれた株って、
きっとおじいちゃんの
想いも詰まってると思うんだよね。
何でその株を買ったのか?
きっと年代的に、
リーマンショックとか
辛い時期もあって…。
それでもずっと
株を持ち続けていたんじゃないかな。
じゃあ、それをなんで
相続できるように
持ち続けてくれたのか?とか。
実は株って、
その人の思考や背景が
垣間見れたりするから…。
だからこそ、
『株ってよくわからないから、
売ってしまった』
っていうふうになる前に
ちゃんと勉強して判断して、
最終的に
『贈与された株を持ち続ける』
っていう選択をとれて
良かったと思うよ。
相続したその株には、
おじいちゃんの想いも
こもってるって思う。」
ってお話をさせてもらいました。
なんでこう言ったか?っていうと、実は…
私も同じような経験があるんです。
その子の話を聞いて思い出した
「ある事」っていうのは
私の過去のことで、
私のおじいちゃんが亡くなった時の
相続での出来事です。
これは私自身、すごく後悔している話で。
想い出の中に奥底にそっと
蓋をしていた話です…。
実は、私の亡くなった母方のおじいちゃんも
株をたくさん持っていました。
私のおじいちゃんの遺産の中にも、株があった
おじいちゃんは、
気難しくて、頑固な人だったようで。
母親はおじいちゃん(母にとって父親)
のことが大嫌いで
口もききたくないって言っていた。
だけど、孫である私には
すごく優しいおじいちゃんでした。
心臓病と糖尿病を患ってたから
毎日たくさん薬を飲んでいて、
でも、ぱっと見ただけじゃそんなことは
分からないくらい元気で、
常に庭仕事や農作業をしている人でした。
夏は庭の畑で
トマト、ナス、とうもろこし、キュウリ。
そして寒い時期はじゃがいも…。
いろんな野菜を育てていて、
私も遊びがてら手伝っていたな~。
あと、私が小学生の時、どうしても欲しい!
って言って買ってもらった、
白と黒のジャイアントラビット2匹。
結局、育てられなくて
おじいちゃんがずっと面倒見てくれてたな~。
・・・
そんなおじいちゃんが、
2014年12月29日にこの世から旅経ちました。
当時私は24歳で社会人3年目。
地元から離れて、東京で一人暮らしを
していた時のことです。
おじいちゃんは亡くなる数年前から
ボケてしまって、
施設に入って生活をしていました。
なので地元に帰った時は、
毎回おじいちゃんの顔を見に施設に行ったっけ…
ボケていても、私の事は覚えてくれていて。
帰り際、またねってバイバイしてたな…。
思い出すとすごく懐かしいですね。
私のことを忘れないでいてくれたのは、
本当に嬉しかったです。
亡くなってしまったのが年末だったから
年を跨いでバタバタしていたんだけど、
葬儀などが落ち着いた後に
おじいちゃんの持ち物の
整理をしていたら…
そこで初めて、
実はおじいちゃんが株を持っていた。
っていうことが判明して。
親族一同、誰も知らなかったんですよね。
なので、株の相続をどうするか、
なんて生前に決めていたわけもなく。
私も当時、「遺産の中に株があった。」
っていう話を聞いてはいたんだけど、
24歳の私は投資のことなんて
よく分からなかったし、
そもそも「相続」なんて孫の自分には
関係ないものだって思ってたんですよね。
なので、スルーしてしまいました。
この時のことを、
すごくすごく後悔しています。
おじいちゃんの株は、叔父さんの元へ
母方のおじいちゃんだったので、
相続の先は私の母、もしくは母の兄。
私からみると叔父さんにあたる人です。
でも…私の母親は、超浪費家。
クロックスが流行ってた時、
謎に4足も買ってたし…
部屋中、服で溢れかえっていて、
一部屋母親の服で埋め尽くされてた
時代もあるレベル(笑)
こんな状態だったので、
もちろん投資の知識なんて全くない。
だからおじいちゃんの持っていた株は、
おじさんのものになったんですよね。
で…おじさんの手に渡ったこの株が
どうなったのか?っていうと。
結論、分かりません。
10年経った今でも分からないんです。
母親曰く、
「たぶん売ったんじゃないかな」って。
・・・
私が言うのもなんだって感じだけど。。
おじさんは厄介者で、かなりの変人!
(人の話を受け入れるってことができない人…。
ちなみに、おじさんは60代だけどいまだに独身です。)
私自身、投資の知識がついてきたときに
「そういえば、おじいちゃんの株って
どうなったんだろう?」
ってふと思い返すタイミングがあって。
おじさんに勇気を出して聞いてみよう
って思ったんですよね。
きっと、おじいちゃんの持っていた株を
今でも持ち続けていたら…
もしくは、
叔父さんが忘れて放置してたりしたら…。
今そうとう増えているんじゃないのかな?
って。
あとは、単純に
私のおじいちゃんはどんな銘柄を
買っていたんだろう?
っていうのもすごく気になってました。
だから、おじさんに
「おじいちゃんの株ってどうなったの?」
って聞いてみたんです。
だけど…
「損したよ」とか意味不明なことしか
言ってこない。
私の叔父さん、本当に変わり者だから
突っ込んだ話も聞けなくて。
突っ込んだ話をしていくと、
キレる可能性があるので怖くて聞けない…。
損した、って言ってるってことは、
売ってしまったっぽいけどね…。
もうどうすることもできないし、
確認するのも現実的には不可能。
と言うことで、
正直泣き寝入りだなって思ってる出来事です。
おじいちゃんが生きている時に、投資に興味を持っていたら
マネハピ部のオフ会で
りりなーさんから相続の話を聞いた時、
この過去のことを思い出したんですよね。
で、家に帰ってからよくよく、
色々と考えていました。
もしも、
おじいちゃんが生きてるときに、
私に投資の知識があったら。
私がもっと若い時に、
「投資家マインド」を知っていれば。
「投資家マインド」について
知ることができる機会があれば。
ボケてしまって施設に入ってたけど、
私のことは覚えてくれた。
そんなおじいちゃんだったら…
きっと、施設にいる時でも
株の話ができたかもしれないなぁ。とか。
私がもう少し早く
投資に興味を持っていれば、
おじいちゃんの株を
私が引き継げた可能性があった。
こうやって考えてしまうと、
「なんでもっと早く、
株に興味を持たなかったんだろう」
って後悔の念が、今でも湧いてくる。
だからこそ今回、お話して泣いてくれた
りりなーさんの気持ちが痛いほど
分かるんだよね。
・・・
私は、おじいちゃんと
株の話をすることをできなかった。
その上、
きっとおじいちゃんの想いが
こもっていたであろう株の銘柄すら
知ることができない状態です。
あと数年早かったら。って
どうしても思ってしまって。。
どうしても不甲斐ない気持ちになるし
胸が締め付けられる想いに駆られます。
自分の意思があるうちに。若い世代に資産を引き継ぐ
馬の血統って、
母親の父親(おじいちゃん)の血を
孫が色濃く引き継ぐらしい。
馬と人間だと違うかもしれないけど、
おじいちゃんの血を色濃く引き継いでるのが
孫である私なのかもなぁ。
って思ったりもする。(笑)
頑固な性格だし(笑)
投資に興味を持っていろんな株を保有してるし(笑)
過ぎてしまったことはもう
どうにもできないとはいえ、
おじいちゃんの想いを引き継げなかったこと。
今でもすごく後悔しているし、
これから先もずっと後悔すると思います。
で、私がこの記事の中で
何が言いたいのか?っていうと、
過去は変えられないけど、
未来は変えられるんですよね。
我が家の場合、
おじいちゃんからの相続に
後悔が残ってしまったのが現実。
でも、私はその経験を糧にして
自分が相続をする時に、下の世代が
困ったり後悔しないように
してあげることができる。
早いうちから、投資家マインドを
次世代に引き継いであげることが
できれば、、って思ったんです。
・・・
きっと、
この記事を読んでくれているあなたは
株に興味を持っていたり、
すでに株を保有してたりする方も
多いんじゃないかな。
そして家族がいる人。
中には子ども、孫がいる方もいるはず。
長期で投資をしている限り、
いつかあなたの想いの詰まった株を、
自分よりも若い世代に相続する日が
必ず来ます。
人間はいつも
リスクと隣り合わせで生きているので、
いつまで健康でいられるか。
っていうのは、誰にも分かりません。
若い世代に相続するのは
ずっと先になるかもしれませんが、
その時がきたら…
受け取り手になる若い子達が
私のように後悔しないような形で
引き継いであげてほしいなって思います。
・・・
私にも、息子がいます。
まだ3歳だけど、
息子にいつか私の株を相続する日が
くるだろうな。って思っています。
生を全うした後に相続するのではなく…
自分の意思があるときに、
株だけでなく投資家マインドも一緒に
息子に引き継げる日がきたら。
今、私が学んできていること、
そしてマネハピ部で作り上げているものに
大きな意味が生まれるんじゃないかなと…。
・・・
相続について話してくれて、
泣いてくれたりりなーさん。
このエピソードを思い出させてくれてありがとう。
出会いに感謝。ご縁に感謝。