これからつみたてNISAを始めようと思っている皆さん!
「つみたてNISAには、維持費がかかる」ということをご存知ですか?

えっ!せっかく投資で増やしても、たくさん手数料を取られてしまうのなら意味がないのでは…!?



そう思ってしまうよね。
でも、つみたてNISAで購入できる投資信託は購入&売却時は手数料0円・維持費もとっても定水準に指定されているから安心して大丈夫!
今回は、つみたてNISA初心者さんのために
- つみたてNISAの手数料の種類と目安
- 必ず必要な「信託報酬」について
- 信託報酬の低いおすすめファンド
などについてを解説していきたいと思います。
つみたてNISAとは
つみたてNISAとは、
- 1日100円からつみたて投資が出来る「投資信託」
- プロが代行運用してくれるので、難しい投資の知識が不要
- 投資の利益に対する税金の支払いが不要
という、政府が投資初心者さんのために作った新しい制度です。



「つみたてNISA」を理解したい人は、以下の記事をチェックしてみてね!


つみたてNISAにかかる維持費(コスト)
では、まずはつみたてNISAにかかる手数料の種類を確認していきましょう。
通常の方法で投資信託を購入すると、
- 購入時手数料
- 売却時手数料
- 信託報酬
がかかります。
それに対して、つみたてNISAの手数料の仕組みはどのようになっているのでしょうか?
①購入・売却時手数料:0円
「つみたてNISA」と称されているものの中身は、政府が指定した投資信託です。
そしてこの政府の指定を受けるには、「購入時・売却時の手数料を無料にする」というルールがあるのです。



つまり、つみたてNISAで設定されているものであればどの投資信託を売買しても購入・売却手数料は無料なんだよ。



初心者向けの投資方法なだけあって、手数料も優遇されているんだね。
これはありがたい!
②運用中の手数料(信託報酬):低水準
つみたてNISAにかかる手数料のメインは、こちらの『信託報酬』です。
これはどのファンドにもかかってくるものなのですが、つみたてNISAに設定されているファンドの信託報酬はそれぞれ細かい基準があり、その基準よりも低水準なものとなっています。
つみたてNISAは中長期的な投資になるので、手数料は低いに越したことはありません。
ここのコストが低水準だということだけでも、初心者投資家さんにとってはかなりハードルが低く感じますよね。



『通常の投資信託よりも、つみたてNISAの信託報酬の方が低くてお得!』っていうことだよ。
信託報酬とは?


上の項目でつみたてNISAの手数料について解説をしましたが、『信託報酬って何?』という方も多いと思います。
そこでここからは、信託報酬の中身・ぞれぞれの銘柄のパーセンテージの設定などについて解説していこうと思います。
①信託報酬に含まれているものは?
信託報酬とは、文字通り『プロに投資信託の代行運用を頼む代わりに支払う報酬』のことです。
本来投資をするためには
- 情報収集や調査
- 分析
- 意思決定
- 取引執行
- 取引の手数料
などが必要になります。
信託報酬には、これらの投資にかかるコストが含まれているのです。
②信託報酬の水準に幅がある理由
信託報酬のパーセンテージには高めのもの・低めのものが存在するのですが、この違いは主にインデックスファンドか、アクティブファンドかによるものです。
- インデックスファンド:市場全体の動きに連動するような運用を目指す銘柄。安定した銘柄がメインのため取引にかかる手間が少なく、信託報酬も安い。
- アクティブファンド:リスクをとって大きなリターンを狙いに行くファンド。今後上がる投資対象を分析し取引を重ねるため、手間がかかる分信託報酬も高い。
つみたてNISAの信託報酬はもともと低く設定されているのですが、上記の通りインデックス・アクティブどちらかによって信託報酬に違いが見られます。



知識がない私たちでも比較的安心な投資が成り立つのは、プロにこの報酬を払っているからなんだよ。
信託報酬が低い!つみたてNISA銘柄3選


ここまでの解説で、つみたてNISAをする上で必要な「信託報酬」の概要についてなんとなく理解していただけたかと思います。



まずは信託報酬が低い銘柄を購入してみたいんだけど、なにがおすすめなんだろう…。



私に任せて!
信託報酬が低くて人気のある銘柄をご紹介するね。
ここからは、楽天証券のつみたてNISAでランキング上位に入ることが多い人気のある銘柄の中から、特に信託報酬が低い銘柄を3つピックアップして掲載したいと思います。
①eMAXISSlim 米国株式(S&P500)
eMAXISSlim 米国株式(S&P500)は、米国の指数「S&P500」に連動することを目指すファンドです。
投資先に含まれている企業は米国でも有名な大手企業3社。このような企業の割合を多くし、比較的安定した運用成績を狙っているのです。
投資対象国 | 米国市場 |
連動指標 | S&P500 |
信託報酬 | 0.0968% |
楽天ファンドスコア(3年) | ★ 5/5 |
主な投資先企業 | マイクロソフト(6.0%) アップル(5.9%) アマゾン(3.7%) |
②eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)は、MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックスに連動することを目標とした運用を行なっています。
「全世界」と言っても、投資先詳細は以下の通りです。
- アメリカ 59.6%
- 日本 6.2%
- イギリス 3.7%
- フランス 2.9%
- カナダ 2.9%
先進国が88%を占め、新興国は12%に止めるなど比較的安定した運用を狙っていることがわかりますね。
投資対象国 | 全世界 |
連動指標 | MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックス |
信託報酬 | 0.1144% |
楽天ファンドスコア(3年) | ★ 5/5 |
主な投資先企業 | アップル(3.6%) マイクロソフト(3.3%) アマゾン(2.2%) |
③eMAXIS Slim 先進国株式インデックス
eMAXIS Slim 先進国株式インデックスは、世界の先進国の株式を取り入れたファンドです。連動を目指す指数は、「MSCIコクサイ・インデックス」です。
投資対象国 | アメリカ・イタリア・イギリス・スペイン・フランスなど22カ国・地域 |
連動指標 | MSCIコクサイ・インデックス |
信託報酬 | 0.1023% |
楽天ファンドスコア(3年) | ★ 5/5 |
主な投資先企業 | アップル(4.4%) マイクロソフト(4.0%) アマゾン(2.7%) |



MSCIコクサイ・インデックスは聞いたことがないなぁ…。



日経平均のように、テレビで耳にするものではないから知っている人は少ないかもしれないね!
まずは、「このような指数と連動しているんだな」って知ることができればOKだよ。
ここでは、信託報酬が低く比較的安定しているファンドを3つご紹介しましたが、これらと同じくらい低い水準のファンドはまだまだたくさんあります。
楽天証券のつみたてNISA口座を解説すると、
- 様々なランキング
- らくらく投資診断
- おすすめファンド特集
など、初心者さんが銘柄を選びやすい環境が整っているので、ぜひ利用してみてくださいね。
\ 楽天証券公式HP /
つみたてNISAを始めたら、信託報酬が低いファンドから購入しよう
今回の記事では、「つみたてNISAの購入にかかる手数料・維持費について」を解説してきました。
- つみたてNISAは購入・売却手数料が無料
- 信託報酬とは「プロに投資を代行してもらうのに必要な手数料」のこと
- インデックスファンドは低め・アクティブファンドは高めに設定されている
- 初心者さんはまず、信託報酬の低いインデックスファンドから購入するのがおすすめ



つみたてNISAは購入・売却時の手数料が無料!
手数料は回数が重なるごとに嵩んで行くので、無料なのはとてもありがたいよね。



信託報酬とは何なのか?についても知れたし、「つみたてNISAに設定されているのは投資信託の中でも低水準のものだけ」っていうのは安心だね。
先ほどもお伝えした通り、つみたてNISAの信託報酬は低水準ですが、インデックス・アクティブそれぞれの銘柄によって若干の違いがあります。
銘柄選びに迷ったら、まずは今回紹介したような報酬が低めのインデックスファンドから始めるのがおすすめ。
つみたてNISAをきっかけに投資に興味を持つことができたり、『あの国に投資したい!』『このジャンルに投資したい!』という意欲が出てきたら、少しづつアクティブファンドを調べて取り入れていきましょう。



つみたてNISAを始めるなら、使いやすい「楽天証券」がおすすめ。
楽天証券に関しての記事は以下にまとめてあるので、チェックしてみてね!
★ この流れで読めれば完璧



